注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年08月10日

株を増やす

水無月二十四日 晴れ
 株を増やすといっても、証券取引ではない。友人に金融関係者も多いが、勘違いされても困る。株を増やすのは稲です。愛しい愛しいお米ちゃんです。

 故郷を後にして、久しぶりに大宮の水田に足を運んだ。苗床から最初の苗を植えてから50日、その姿やいかに。
 小生は農に携わるまで全く知らなかったのだが、稲は「分蘖(ぶんけつ)」し株を増やしていく。一本で植えた苗が、まずは横に二本三本株を分け、少しずつ扇型に増え広がっていく。そしていよいよ丸く輪状に株数を増やすと、たちまち見事な苗束である。その数、数えてみると30〜40本。一本の苗が、である。育て方によってもっともっと増える。この単純かつ驚きの事実に、最初はやはり感動を覚えた。いやそれは稲作り体験二年目の今だって衰えはしない。これからも、だろう。

 ↓輪を結んだ見事な分蘖。生命力のかたまり。
 040810bunketsu

 分蘖がひと段落したらもう、稲穂が産まれてくる頃である。この田んぼにも既に「出穂(しゅっすい)」した苗もみられる。いよいよ、終盤に近づいてきた。出穂直後の苗はデリケートな時期に入るとの先達のアドバイスを頂いて、ほぼ最後の草管理(稲が負けそうな雑草を少し刈る)を終える。よだれを出すにはまだ早いのだが、どうしても炊き上がりが瞼の裏に浮かんで仕方がなくて困る。
posted by 学 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする