注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年09月23日

日が沈む先に

葉月十日【秋分】 曇り

【秋分】…陰陽の中分となれば也(暦便覧)
     暑い日は減り代わりに冷気を感ずる日が増える。
     昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は
     秋彼岸の中日でもある。秋の七草が咲き揃う頃である。
     <参考:こよみのページ

 今日はお彼岸。大家さんのお墓参りを終えた後に畑に出た。真東から出た太陽が、極楽浄土(彼岸)があるとされる真西に沈む日であることから始まった、日本独自の行事が春と秋の彼岸である。煩悩多き人間が、せめて春と秋のお彼岸の時くらいには仏の教えを実践したいものだという素晴らしい古人の知恵か。ビルの向こうの夕陽に向かってご先祖様に拝んでみれば、心がなぜかほっこりする。彼岸の明けは26日、東京でも、アメリカでも、彼岸の彼方は同じ筈。皆の心が穏やかになりますように。
 

 040923higanbana
 
 年に一度、この秋の彼岸の時期に合わせて見事に咲いてみせる彼岸花に、煩悩を笑われてるように見えるのは気のせいではあるまい。


 ところで秋の七草、みんな知ってるか?

 『萩 尾花 葛 撫子 女郎花 藤袴 桔梗』
 『はぎおばな、くずなでしこおみなえし、ふじばかまききょう』

 とは、数年前の友人達との山登りで教えてもらった覚え順である。春は知ってて秋は知らないというのを無性に情けなく思えて、意地になって上の呪文を登山中繰り返していた記憶がある。ちなみに秋の七草はいわゆる雑草の類がほとんどで食べられません。しかし尾花(ススキ)を除いて咲かせる花は皆、どこか儚げで質素であり、これを七草に読んだ山上憶良の感性はどこまでも日本人であるなあと思い巡らす。わが畑には尾花と葛と萩(のようなもの)が千年の時を越えて根を降ろしている。それもまた自然農の喜び。


葬儀情報局(お彼岸のページ)…お彼岸の基礎知識はここでゲット!

秋の七草…情報量、デザインの個性、抜群のサイト。山上憶良の歌は萩のページに掲載。
(↑は『天明元年大宝天社絵馬』というサイトのワンコーナー。三重県鈴鹿市の神社のサイト。濃い!)
posted by 学 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする