注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年10月15日

寒露の朝

長月二日 晴れ晴れ晴れ!
 七日前の10月8日から、二十四節句は【寒露】に移っている。実に一週間ぶりに青空が顔をのぞかせた早朝、空気に緊張感が漂い、湿り気の中に冷たい芯を感じる。朝露が、キリリと冷たい。
 少し遅れたが、寒露の頃を知る。

 【寒露】…陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也(暦便覧)
      冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。
      菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。
      稲刈りもそろそろ終わる時期である。

      <参考:こよみのページ


 そんな寒露の朝日の空に嬉しくなって散歩にでた。周囲の田んぼは既にすっかり稲刈りを終えて、刈り後の株から青芽が伸びてきている。刈られた後なお生きようとするその生命力には、ふいに驚かされもする。稲藁を乾燥させて資材として利用するためであろう、三角テント状に藁を組んでズラリと並べられた田んぼもちらほら散在しており、秋晴れの朝日を受けて影を伸ばすその姿は、衝撃にも近い存在感である。

 041015sankaku

 空、太陽、田んぼ、稲、そして人工のオブジェ。単純なのに、それでいて、時に完璧のようにも思えてしまうただの風景。そこは、なぜか静かな喜びをもらえる場所。八百万の神が、朝日と共に今日を祝福しているような瞬間。けっして、大袈裟ではなく。


posted by 学 at 08:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。