注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年10月04日

薄幕の下

長月二日 曇り  

 水を落としてカラカラになる筈の田んぼであるが、秋雨が程よく助けてくれているこの頃。さらに自然農の田んぼでは、思わぬ副産物がその水気の確保を補ってくれる。

 それがこれじゃ。 

 051004usumaku
 
 何?

 そう、夏の間に稲株の下の水面にぐびぐびと張り巡らせた藻のやつらの死骸(つまりは枯れたもの)である。不思議にも土から数センチの空間をあけて、まるで小さな雲のように水田の土を覆っている。白く枯れたその姿は、秋空に軽やかに浮かぶいわし雲さながら。


 051004chirari


 その下がどうにもこうにも気になって、スケベ心でぺろりとめくった。しっとりと湿り気を蓄えた土が実りを迎える株の足元を優しく支えている。
 この、生命の絶妙の好関係に触れる瞬間、自然農のそばで生活する喜びのひとつ。面白し。

 
posted by 学 at 23:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする