霜月五日 晴れ
寒さがいよいよ昼の時間まで浸透してきた。気づけば十日以上もBlogから離れてしまった。旧暦では、神無月から霜月に移り、八百万の神様たちは江南にもそこかしこにも戻ってきた訳です。
秋晴れの続いた先月末には、脱穀、唐箕を進め、一方最後の稲刈りも済ませてほっと一息。
−緑米− −紫黒苑−
稲刈りを終えて稲木に掛け終わると、田んぼに3ヶ月張った紐を外し、2ヶ月働かせ通しの案山子(カカシ)を労った。何もなくなった(隣の稲木は健在であるが)水田がやけに広く感じた。
月が変わり、フラフラとのんびり過ごす日々。紅葉もようやく終わりに近づき、山道は落ち葉で敷き詰められる。少しずつ一年が閉じ始める頃。同時に、次の始まりが準備をしだす頃。葉っぱが積もり、その命の重なりが大木の糧になるように、冬は一年の重なりを次の命に繋げる季節となる。
集まって、鍋を囲んで、飲み明かそう、と声が掛かる季節。なんだ、いい季節じゃないか♪
注)記事の日付は太陰暦を用いております