注)記事の日付は太陰暦を用いております

2006年01月01日

初日の入

師走二日  曇り

 静かに、穏やかに、年が明けた。曇天の正月は初詣への足を重くさせたが、夕方の日の入りにつられて散歩に出ることにした。お参りはできなかったが、川面の西日がやけに厳かに感じた。

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 さあ、どんな自然農な年にしようかな。今年はいろいろ動きますので楽しみに♪
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2006年01月05日

「農」のない頃

師走六日  晴れ時々曇り

 寒の入り。誰もがわかっている事を書いても仕方ないので、「寒い」とは書きません。ブルブル。
 空は機嫌が良いのやら悪いのやら、枯葉を落としきった冬木立に厳格に覆い被さる。

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 最近「農」な写真がないって?? えーい、それが冬なんじゃい。今年の冬野菜は、もうほとんど成っていないのです。

 今は頭をえっちらおっちら耕しているのです。(こちらは不耕起という訳にはいかないもので。)冬とはそういう頃なのです。そんな気分に今日の景色が響いてきたのです。しばらく、冬が続きそうです。楽しみ。


【小寒】…冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也(暦便覧)
     小寒とは、寒気がまだ最大までいかないという意味であるが、実際
     にはすでに本格的な冬の季節であり、寒風と降雪に悩まされる。
     「小寒の氷、大寒に解く」という故事があるとおり、実際は小寒の
     頃の方が寒さが厳しいことが多い。芹の苗が出盛り、雉が鳴き始め、
     泉の水が心もち温かみを含んでくる。
     ※読み:ショウカン
     <参考:【室礼】和のこよみ


室礼(しつらい)
  …日本の美しき生活文化を伝える「室礼三千(しつらいさんぜん)」のHP。
  …昨年までの「こよみのページ」に代わって、今年からニ十四節句の解説を
   こちらから引用することにしてみました。お楽しみに。
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2006年01月09日

いざ出陣

師走八日 晴れ

 東京に出たり、部屋に引きこもってたり、のんびりとした連休を過ごした。自分の成人式を思い出してみたが、確かな記憶は残っていなかった。当時の自分は何を思い、何を感じていたのか。年を経て醗酵を重ねた今、あの頃からは全く考えもしない自分がここにいる。

 さて、ここ埼玉県北の江南町から、この春を目標に、古巣「つくば市」へ移動する。

 つくば市は、学生時代に5年を過ごした土地である。昨年8月につくばエクスプレスが開通し、東京からのアクセスが今まで以上によくなったと共に、従来の研究学園都市というイメージから、新しい田園都市生活スタイルというイメージへと変わりつつある。その田園都市生活スタイルという得体の知れない雰囲気と、自然農のある生活スタイルをマッチングさせて「つくば」のまちに何かしら貢献できないかという試み。

 その試みに向けて、新しくBlogをオープンすることにしました。

 「つくば“自然農”スタイル 開拓史」

 詳しい内容は、実際に遊びにきてのぞいてみてください。もちろんまだまだこれからなのです。ドキドキドキドキ。
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2006年01月12日

まとまらぬまま

師走十一日 晴れ

 江南町では正月明けのいつもの晴天が続く。テレビではまるで別の国のように、百キロほど西の大雪を伝えている。

 自然環境にたよる農業一辺倒では、たとえば大寒波による冬野菜の不作へは対抗できない。大雪や寒波による農作物への影響も全国各地に広がっていると報道されている。しかし、もちろん雪国の方々は冬の間の食料確保の方法を知っており、雪の下の貯蔵庫から大根や菜っ葉を取り出して見せて、これがあるから食いもんには困んねえんだけどなと笑っていた。昔は、本当にそうだったのだろう。例え今年の雪が観測史上を塗り替えるような記録だとしても、数十年前は除雪車もなければヘリコプターもないのだから、閉ざされる村は閉ざされたのだろう。それでも人は生きてそこに留まってきた。閉ざされることを恐れずに、遠方からの食料品に頼らずに、生きることは不可能ではなかった。

 健康番組では、コンビニ弁当を毎食とっている人が10年後にどんな病気を抱えるかを面白おかしく伝えている。添加物として入っているリン酸化合物が脳内のマグネシウムを減らしてしまい、脳が縮んで記憶力が低下するなど、まるでホラー映画のごとし。しかしそれを防ぐための方法は決してコンビニ弁当を減らすような指示でもなければ、コンビニ業界への添加物削減の提言でもなく、マグネシウムが不足を補うワカメやヒジキを即席味噌汁でもいいから摂取することだと伝えていた。あくまでも、プラス、プラス、プラスで考えていく様子は、どこか違和感を覚える。足るを知ることなく、足らずにばかり目を向けていつも何かを求める様は、果たして幸せなのだろうか。
 

 雪国での地産地消でも、ずっと人は生き続けてきた。全国各地からガソリンをめいっぱい消費してかき集めた材料で作るコンビニ弁当を食べるのを減らして、地元で取れた材料を自然な味付けで調理して食べれていればすくなくとも脳が縮むことはないだろう。ブラウン管に映る二つの光景は、なにやらインチキ百姓の心を振るわせたのではあるが、結局まとまりそうにない。大雪の下に住んでもいなく、コンビニ弁当もあまり食べていない小生には所詮は他人事でしかない。本質は、もっと別のところにある。それを探していくのが自分のすべき事だと思って、テレビを消してから作りおきのカレーを食べた。それがことのほか美味しくて、まとまらない思いはどこかに去ってしまっていた。
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2006年01月14日

しばらく

師走十三日 

 月が満ちてきています。

 10日ほどばたばたしますのでBlogから離れます。

 こころだけは、毎日が自然農で参ります。


 それではしばらく。
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2006年01月24日

もどかしさ

師走二十三日 晴れ

 先週末の東京の大雪も江南にはとどかず、あきれるほどカラリと晴れ、ただひたすらに冬風が寒い。四日前に、節句は大寒に入っている。

【大寒】…冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也(暦便覧)
     ますます極寒の辛苦にさいなまれ、寒さの絶頂期である。
     一年で最も寒い季節で、各地で一年の最低気温が記録される。
     寒の入り(小寒)から数えて十六日目にあたり、いろいろな
     寒稽古も行われる。沢は凍りついているが蕗の花が咲き始め、
     鶏が卵をかえし始め、春はもうすぐ間近に迫っている。
     南国からは、柳の芽吹きの便りが届けられる。
     ※読み:ダイカン
     <参考:【室礼】和のこよみ
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 気づくと夕暮れの時はずっと伸び、少しずつ少しずつ、太陽が土を暖め始めていることに気づく。春にこの地から移動するため、今の土地では何も作物を作ることができない。隣の田んぼでは、昨年の晩秋に種を降ろした麦がいよいよ寒さを乗り越え、近づく春をいまや遅しと待ち構えている。その健気な小さい緑の葉がなんとなく羨ましく、もどかしく。

 移り先が正式には決まらない今、畑の準備や開墾の計画、皆を誘う青写真もなかなか進めることができない。だが隣の麦の葉を見て心が騒ぐのは、百姓のいろはが己れの中に染み付いてきたような気がして、それだけでもいいじゃないかと頷いてみる。そうか、今年は麦は採れないのか、自家栽培の自家製ビールは、まだまだ先の話になりそうだ。
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2006年01月26日

・・・・・

師走二十五日 晴れ

 久しぶりに、偏頭痛に再会。

 西洋医学でも、東洋医学でも、何でもいいから、どなたかこの持病とうまく付き合うコツ(できればお別れする方法)を教えていただきたい。

 心因性なのか、遺伝なのか、病理的なのか、生活習慣なのか。

 サラリーマン生活を離れてから、「半年に一度」から「年に一度」に減ってはいるのだが。

 この目の前が暗くなるような痛みが、あと二日ほど続く。で、また何事もなく、元に戻る。


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 稲株まで、憎らしく見える。あ〜頭いたい。
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2006年01月30日

まぬけな新春

睦月二日 晴れ時々曇り  

 数日前までの旧暦の師走の日付を勘違いしていて、二日遅く数えていた。今日の今日まであと二日で旧正月だと思っていた。

 気付くと、一昨日が大晦日で、昨日が旧正月、新春が訪れていた。

 旧暦の年も明け、偏頭痛も明け、自分の間違いとくだらなさに苦笑いし、太陰暦の「睦月」のカレンダーをめくった。


 偏頭痛は、自分の姿勢の悪さから来ているんではないか、そしてそれをきっかけに様々な諸因子が溜まることによっておこるのではないか、という推論が頭を支配しつつある頃に偏頭痛はおさまっていった。

 遅れて来た新春とともに自分の心と体の姿勢を直していくぞ、と無理やりいきがってみることにした。
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