注)記事の日付は太陰暦を用いております

2006年04月08日

気の張る頃

弥生十一日 晴れ一時雨

 農作業に追われてBlogが更新できないのは、嬉しい悲鳴なのだと思う。今日一日も、午前中少し遅めであるが畑に出て、日の暮れるまで土と遊んでいた。家の中もようやく落ち着き、引っ越してきてから初めて、自宅兼オフィスの事務机の上でPCを広げることができた。

 つくし農園(つくば自然農農園)での実践参加者(プレーヤーと呼んでいる)の申し込みがひと段落つき、開園の不安をよそに、予定していた人数にほぼ達してのスタートを切ることができた。キックオフを終えいよいよ農繁期、田畑の作業が目白押しの季節が巡ってくる。プレーヤーに負けそうなくらい、みんなの自然農への関心、期待、思いが熱く、責任者として負けてはいられない。こうしてビールグラスを傾けながらキーボードをたたいていても、鼻息が少し荒くなってきてしまう。

 昨日の晩、大学時代によく通った軽食屋に足を運ぶ途中、学生寮に沿って見事に咲き誇るサクラ並木の横を通った。通ってから気づいたのだが、もちろんこの時期である。入学祝いをエサに宴に明け暮れる学生たちに並木が占領される、いつもの光景が広がっていた。
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桜の下を素通りし、共に酔い叫ぶ仲間がいないことをやけに寂しく思った昨晩であったが、太陽の下でクタクタに作業をして机に向かう今日の晩は、その寂しさがどこに行ってしまったかと思うほどに気持ちが充実しているのも可笑しい。

 万物に晴朗の気があふれてくる、清明の頃。自然農の田畑に立ちて、大地から気を受け、いのち張る。春は張るの季節。
 

【清明】…万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)
     清明は「清浄明潔」を略したもので、
     「万物ここに至って皆潔斎なり」と称されるように、
     春先の清らかで生き生きした様子をいったものである。
     この頃になると、春気玲瓏にして、桜や草木の花が咲き
     始め、万物に晴朗の気があふれてくる。
     ※読み:セイメイ
     <参考:【室礼】和のこよみ

posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする