ぽかぽかの休日に、昔ながらの農機具での農作業。おにぎり。お漬物。あと他に、なにかいるだろうか。
ピーカンに晴れた空があまりにも心地よくて、隣の芝生畑に唐箕を運んで撮影会まで催す始末。この秋にネットオークションで手に入れた、栃木県出身のこやつ。フォルムと佇まいは古(いにしえ)の重みを感じさせながらも、軽やかな木の素材感がどことなくモダンデザインを醸し出す。ひとこと、カッチョイイではないか!

この存在感♪

そして反対側♪
グルグルとハンドルを回すと、緻密かつシンプルなからくりで風が起こり、上部から投入される脱穀後の稲籾を選び分けてゆくこの機能美。重みのある籾は下に受け、屑米や藁、ゴミなどは風圧で吐き出されてゆく。自然農で育てたからといって昔の手法で精米する必要はないのだろうが、できるかぎり自分の手で、足で、目や耳で作業することで、米を食べる面白みや深みをさらに知ることができると言ったら言い過ぎだろうか。自分の手で起こした風で、自分の育てた米を選別していくという行為は、なんだかとても意義のあることのような気もするのだ。


家の裏の芝生で、minaさんのおにぎりとインチキ百姓の漬物のランチ。極美味なのですわ。