注)記事の日付は太陰暦を用いております

2006年12月21日

しつらえ

霜月二日 曇り時々晴れ

 テレビやラジオからは、本日は寒くなりますとの声が聞こえてきたが、つくばではのんびり脱穀作業できるような温もりのある昼であった。

 今年の反省のひとつに、昨年の稲藁を屋外に置いてしまった為に腐らせてしまったことがある。稲を育てて脱穀した後に残る藁は、八割は田んぼに戻し、あとの二割ほどを翌年の農作業に使用するようにしている。冬野菜の霜よけや苗床の敷き草、えんどう豆の蔓渡し等の畑作業はもちろんのこと、次の実りの時期に稲束の縛り紐(縄?)としても重宝するのだ。稲藁は乾燥させていれば保存が利いて利用しやすいのだが、今年のように土の上に直に置いてしまうと見事なほどに土に分解されるのが早い。とはいえ屋根つきで風通しが良くて稲藁ごっそりと置いておけるような場所もそう簡単にはみつからない。が、近所の爺様に知恵をもらうことができて、家の隣の建物の柵に上手いこと縛り付けて(しかも風情ある感じで)並べることができた。

 自然農での農作業は、使う資材が自然にあるものを上手に利用することが多いためちょっとしたことでも趣きある風景になるのが良いところだが、そういう気持ちを忘れてくるとどこかしら景色が格好悪く見えたりすっきりしなかったりし、不思議なことにその歪みは回りまわって作物の不具合につながってくるような気がする。
 しつらえが良い、とでも言えばいいだろうか。いつも思うことだが、自然農の大先輩方の畑を見学すると、その佇まい、在りようの美しさに驚く。どこが、とは言い表しにくくとも、雑草たちと野菜たちと、そしてその周りの人工物も、一緒になってそこにあるように見えるのだ。なかなか「美しさ」には辿りつけないインチキ百姓の暮らしではあるが、自然に倣って暮らしながら少しずつ整えてゆきたい。



 本日も、間引き野菜を美味しくいただきました。


 061221mabiki

 〜二十日大根、水菜、ふだん草、赤大根〜
posted by 学 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする