随分とのんびり正月を過ごし、週末に訪れるかもしれない農園の参加者達に負けないようにと、重い腰を上げて2007年の農初めを行なった。とはいえ冬、蒔く種も植える芋もまだ時期ではない。さて何をするかなとぼんやりしていたら、実家から株分けしてもらっていた、父親が育てた庭木の幼木を思い出した。
山モミジ、山椒、紫陽花、とあまりといえばあまりに渋いラインナップではあるが、畑の隅の彩りとして育ってもらうには何とも味わい深い気もしてくる。小生の夢の一つが、樹木、畑、水田の連なる自然農の景観を育てること。小さな小さなはじめの一歩として根付いてくれることを願う。この春までには、他の果樹数種もトライしてみたい。
他には特にすることもない畑であるが、東側にそびえる杉並木から、圧倒的な枯れ杉葉が降り積もっているのには驚かされた。なかなか分解されにくそうな容姿の葉ではあるが、ありがたく、遠慮なく、亡き骸肥料として蓄えさせていただきます。積もり積もり、枯葉が野菜に姿を変える輪廻の畑。

