注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年01月19日

竹の旬

師走一日 晴れ

 先週の農園集合日に、皆の手を借りて力作業を行なった。来シーズンの為の真竹の切り出しである。竹の用途は万能である。刈った稲を干すための稲木から、鳥獣害予防のために畑の東側に備える竹垣、細いものは野菜作りの支柱となり、インテリア、竹細工、様々に人のそばで活躍しながら、最後は朽ちて土に還る。軽く、強く、加工しやすい。その上、繁殖力が旺盛でいまや管理が追いつかずに邪魔者扱いされている竹林の方が多いとも聞く。

 紹介していただいた近所のご主人は、困ってるくらいなんだからいくらでも持ってっていいよ、と言ってくれた。僕らはその竹の切り出しを、楽しんで作業している。この需要と供給が、インチキ百姓がここにいられる一つの要素なのかもしれない。もちろん、好意に甘えすぎてはいけないと自制しながらではあるのだが。

 プレーヤーの一人と竹を運ぶ途中、これからの農村暮らしは「スープの冷めない距離」ならぬ「竹の運べる距離」かも知れないですね、と話した。軽い竹は、二人で肩に数本担いでも歩いて運べる。トラックにも頼らず、近所の裏山からの切り出した竹を分けていただく。その距離は、散歩に顔をあわせて農作業に雑談して、協力し合える関係である。

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 運んだ竹は、家の前に並べて干している。秋から冬のこの時期でないと、竹に水分が上がってきてしまい硬い材にはならないという。食べるものではないが、この竹も、まぎれもなく旬のひとつ。
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 地に足つけて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする