師走十日 晴れ
人恋しさは世の常にて、声をかける者がいてくれさえすれば喜んで足を運ぶ。旧来の友も、新たに交わる友も、この日を待ちかねて酒を呷り歌を重ね夜に語る。
出稼ぎの帰り足に東京に寄り、夜の20時から朝の○時まで。皆、社会人である。人に、まぐわいに飢えているのではなく、語りの尽きぬことに潔しとしているのだ。先に店を出る顔の、なんと名残惜しむさまか。つわものは、その後さらに朝飯を会したとのこと。少し羨ましく。
終わって数日で、またやりたいなあなんて思うのって、病気かね。
注)記事の日付は太陰暦を用いております