師走十七日 【立春】 晴れ
青みは薄いが透明感は高い冬の晴天の下、筑波颪(つくばおろし)に白梅が強く揺れていた。
「明日は、風も落ち着きポッカポカの陽気に見舞われるでしょう」という天気予報のお姉さんの声を信じて、農作業の手を明日に伸ばし、今日は田畑の周囲を散歩することにした。冬の盛りに春は産まれる。暦は、今がその頃合いだと説く。いざ廻れば、歩くその足元に、枯れ草の間に、フキノトウ、オオイヌノフグリ、ホトケノザが、見え隠れ。見上げれば、梅の開花に桜の蕾、おまけにいよいよ杉も開花である。
慌てて、花粉用マスクを押し入れから引っ張り出す。Blogに綴るのも忌まわしい、ついにこの季節が産声を上げたのですね。やれやれ(笑)。
【立春】…春の気たつを以て也(暦便覧)
この日から立夏の前日までが春。
まだ寒さの厳しい時期ではあるが日脚は徐々に伸び、
九州や太平洋側の暖かい地方では梅が咲き始める頃である。
※読み:リッシュン
<参考:こよみのページ>
注)記事の日付は太陰暦を用いております