天気良く、空気の涼しい、作業には最良の一日。雨と暑さと怠け心、おまけに鳥にも負けて少々ペースが遅れがちの畑作業を取り戻そうと、朝からぶっ続けで畑に出る。
お前らええ加減にせんかい、と愚痴りたくなるほどの、山のように茂る雑草たちとの格闘。種を播くにも雑草、苗を植えるにも雑草、育てるにも雑草、何をするにも雑草を刈らねば始まらない。ああ、なんかなつかしいなあ。セイタカアワダチソウ、ヨモギ、クズ、数年前の熊谷での格闘が走馬灯のように思い起こされる。軽い前途への不安感を背負いつつも、それでも手を進めるしかないのである。
気分転換に、つくし農園の畑へ。こちらもまた、一面に賑やかな緑の大躍進。その中に、熊谷から種を運んだお気に入りの花が可憐に咲き出していた。晩春を青に染める矢車菊。採種して、根付くかどうか不安ながらもばら撒きして待ち焦がれた一輪。

そして塔立ちして花を咲かせた春菊。心が救われる彩り。

一週間まえから暦は「小満」へ。幸運にも涼しさが続くらしいこの週、フル回転で田畑に出るべし。
【小満】…万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)
陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。
西日本でははしり梅雨が現れる頃
※読み:ショウマン
<参考:こよみのページ>