注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年07月07日

勇者

皐月二十三日 曇り

070707yuusha

田植えがスタートして三週間、勇者健太との一枚。最高の田植え日和。


夜は、集合日の宴会で大騒ぎ。わいわい。
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2007年07月11日

滞っています

皐月二十七日 雨のち曇り

 Blogのアップが滞ることは、いったい自分の中の何が作用しているのかはわからない。先月いっぱいを、集中的な副業バイトに時間を割き「毎日が自然農」からは少し離れた日々を過ごした。今月に入ってからは残る田植え作業と雑草に囲まれてしまった畑の救済、そして手伝いを始めた新しい副業をこなす毎日。なぜか余った時間には、梅干、梅酒、糠漬け、手作りビール、などに手が動き、それはそれで仕込む過程を面白おかしく過ごしている。そういえばラッキョウも後に控えていますな。つまりは、忙しいことが理由なのではなく、他の何かの作用。

 つくし農園を始めて、自分の広げた風呂敷に色々な人たちが訪れてきてくれるようになって、それまでBlogで主に伝えようとしていた四方山事をダイレクトに会話できるようになった。畑で発見する事、田んぼで思う事、日々の取るに足らない事を、週に一度、月に数度、何かしらをそうやって放出しているということだろうか。

 先週の週末、7月集合日の土曜日、集まったプレーヤー数人と宴を囲んだ。皆それぞれに自然農のことに始まり自給自足や環境問題、毎日の暮らし、食事、夢、有象無象に花を咲かせた。時折出る、参加者の個性の光る一言が素晴らしく、そしてくだらなく、会話は尽きる事がなかった。自分といえば、酒の席でついつい話に力が入り、必要の無い事や思いつきで口から出る事、偉そうに「自然農」を知ったかぶりして泡を飛ばす。翌朝に残るのは、楽しさと、恥ずかしさと、二日酔いのみ。

 友人の手伝いや、少しずつ日常のペースが落ち着いてきたことで、畑の野菜の顔もにぎやかに育ってきている。道路沿いに種をまいた向日葵がいつのまにか背を伸ばし、主人の代わりに見守るように畑を向いて花を咲かせはじめた。

 「ゴールがどこかはわからんが、まあ頑張れ。」とメールをくれた旧友に頷き、まあもう少し頑張ってみよう、と思う梅雨曇りが晴れた西の空。

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2007年07月20日

浴びる

水無月七日 晴れのち曇り

田んぼと畑から帰った後に浴びる水シャワー。汗と蚊取線香の煙がまとわりついた体を洗い流す。麦茶でもビールでもなく、水シャワー。ちょっと寒いけど水シャワー。

南米やインドを歩いていた頃のあのヒヤリ感とドキドキ感と爽快感。ちょっぴり懐かしく、初心を思い起こさせるこの瞬間、夏の始まりを感じるバローメーターである。夏の間しかできない、幾分プライベートなちょっとしたお楽しみのひとつ。



※苗床部分の田植え、、ようやく完了(涙)。。。
posted by 学 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

明日から

 突然ですが、野菜売ります。

 「雑草屋」として個人的に栽培している畑の収穫物が少しずつ(本当に少しずつ)採れはじめ、午前中にアルバイトしているブルーベリー園の隣の「ピクニック」さんのスペースを借りて、簡単な販売スペースを設けることに。

 当分は対面販売のみ。毎朝収穫して、取れた分を並べる。100%「自然農」栽培の野菜を、チラシを添えて売ってみる。はてさて。

 とりあえず、ジャガイモ、ズッキーニ、キャベツが出せそうかな。↓こいつね。

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 量はあんまりだせませんので、あしからず(笑)。
posted by 学 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 地に足つけて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

1,600

水無月九日  雨のち曇り

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 とりあえず、形だけでも、オープンはオープンだ!今日の収入千六百円は、嬉しかったのだよ。そゆこと。
posted by 学 at 23:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 地に足つけて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

どうしよう

水無月十日 曇り

 うんざりするような、田んぼの水漏れ(原因はもぐらの穴)と格闘した後、夕方に部屋に戻る。収穫をとうに済ませていたラッキョウ3kgほどの根と茎を切り落としてラッキョウ漬けの前準備に2時間。缶ビールをあおりながら、売れ残りのズッキーニをなんとかしようと、ジャガイモと玉葱とニンニクとキャベツ、すべて自然農の畑で育った野菜をごった煮にしてスープを作ってみる。余った切り落としの素材は甘味噌で炒めてビールのつまみに。そうしてなんとか夜のひと時へ。

 書きたいことは山ほどありますが、毎日の時間を繰り返すことで疲れて言葉がつづきません。こりゃ困った。

 田んぼ。どんなに奮闘しても、水を入れる度に畦が漏れる。モグラとのイタチゴッコで数時間を無駄にしてしまう。畦シートを入れるのも手なんだが、こう毎回続くとうんざりしてくる。隣の田んぼは、まだ梅雨の中干しの最中。漏れた水が気になって仕方がない。。。と、田んぼの考察はまた後ほどにしましょうね。むむむむ。畑が進まん。
posted by 学 at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

水曜大工

水無月十二日 晴れ 【大暑】(23日から)

 梅雨明けはまだですが暦は二日前から大暑へ。月は水無月。そろそろ、晴れの続く頃が近づく。陽のせいか水のせいかわからないが今年は苗の育ちが芳しくない。陽は致しかたなしとして問題は水である。

 一つはモグラによる畦掘り大会。これについてはもうそりゃあ、一つ一つの穴を見つけては踏んで叩いて手を入れて穴を塞いで対処対処の繰り返し。なんだかね、戦えば戦うほど穴の場所が深くなっているような気がして怖いんだけども、放ってはおけない。それこそ中干し期間中の隣の田んぼに深刻な水漏れなんかあった日には、ここでの自然農生活存続の危機だからね。やるしかない。
 もう一つは、水の出し入れ口の水門の不備の問題。昨年から借り始めた水田には直接水路から田んぼに引き入れる効率的な取水口がなく、引き入れるには容易だが入れた水をせき止めておくのがひと苦労であった。それでも昨年は畦道に無理やり木板をはめ込んで治まっていたが、今年は微妙にじわじわと崩壊の一途を辿り、いちいちの水入れ後の堰き止めが大作業になっていた日常であった。

 で、副業が休日の今日、水曜大工のひと手間をかけて超原始的な水門をこしらえた。ありあわせの材料で作る野菜炒めみたいに、まさしくこしらえた。とりあえずはこれで様子を見る。閉じた後に微妙に水が漏れる。うーむ。完璧って難しい。とにかく、簡単に、楽に、作物が育ってくれますように。百姓が必ず思う、根本の欲求。

↓こしらえてみる       ↓閉じてみる
070725open  070725close


なんとか水も蓄えられたぜ。
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【大暑】…暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)
     最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。
     夏の土用の時期。学校は夏休みに入り、空には雲の峰が
     高々とそびえるようになる。
     ※読み:タイショ
     <参考:こよみのページ
posted by 学 at 22:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

Greens

水無月十四日 晴れ

 先日の水門のコツがつかめだして、田んぼの水入れが好調です。各地でこの夏一番の暑さを記録したという今日は田んぼの水も沸騰寸前、日中水面に手を入れると、ザリガニは大丈夫なのか、と心配なほどに温まっている。

 野菜の売れ行きは超低空飛行。それでもピクニックさんにランチを買いにきたお客さんが、「Blog読んでますよ〜。」と、特大ズッキーニを気前良く買ってもらえるひと時に、この一歩はマチガイではないはずだと胸に刻みこむ。

 さて、ほとほと暑かった今日の晩飯は、売れ残りの野菜オンパレード♪ 献立は、地這きゅうりの酢の物に、茹でジャガイモ&インゲンの豆腐マヨネーズサラダ、ズッキーニ&長ネギ&インゲンのグリーンソースパスタ、そして極めつけは、仕込が完了した自家製ビール!!!! 緑一色の夕餉に、琥珀色の麦酒。ああ、野菜売れなくてもこんな夜ならヨクナイ? 

070727greens


さて、明日も朝から畑です。
posted by 学 at 21:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 食の喜び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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