注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年08月04日

肉厚

水無月二十二日 晴れ

 自然農の畑でもズンズンと育つズッキーニが「雑草屋」の野菜売り場を占領するのは嬉しいのだが、ナカナカドウシテ、売れてくれない。デカイきゅうり、変わったヘチマ、などとあだ名されてひっそりとたたずみながら、籠に残されて日が暮れてゆく。しぜんと食卓はズッキーニ一色に染まる。美味い食べ方を親友に教えてもらいながら、今宵もまた腹の中に消えてゆく。


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 オリーブオイルを塗っては焼き塗っては焼いた、絶品の網焼きズッキーニ。ジャガイモも添えて。そして余ったナスやらカブやらグリーントマトやらと山盛りのズッキーニを炒め煮したタイカレー。肉厚のズッキーニが、大量の汗と共に体を冷やしてくれる気がするような、そんな夕食のメニュー。

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2007年08月06日

土用干し

水無月二十四日 晴れ

 7月20日から明日の立秋まで、夏の土用となり、巷ではウナギの匂いが香ばしく立ち込める頃となる。梅雨が明けるこの時期は、暑さも極みに向かい恐ろしいほどの晴天がひとしきり続く季節でもある。とてもじゃないが昼間に農作業など出来やしない百姓は、この晴天を利用した加工食などの作業をしてきた。

 梅雨入り前の青梅が出回る頃から漬けはじめた梅が甕の中でシソに染まる頃、梅雨明けの晴れ空の続く数日間に「土用干し」を行なうのだ。

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 曰く、「土用の晴天の日、三日三晩干す。梅を一つずつザルに広げて干す。夜もそのまま干す。梅酢、しそは甕に入れたまま、ビニールをかけて太陽にあてる。三日干したら、午後三時頃、干した梅を甕の中に入れるとジューと音がして赤く染まる。土用干しをした梅はやわらかくて、種ばなれがよく、おいしい。(保存食と常備菜 島田昌子著 葦書房)」


 太陽にさらして数十分、様子を見に行くと、塩漬けした結晶が梅の実の肌にうっすらと薄白く浮かんでいた。天気予報では、これから三日間は雨のマークの気配なし。初めての梅干作りも、なかなか順調です。

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 ついでに二月に仕込んだ味噌の天地返しも行ないました。しゃもじについた味噌は皿に取り、キュウリですくって昼飯に。ほとんど完成している味噌だったが、もう少し寝かせて熟成させてみる。

最近、食べ物ネタばかりでスミマセン。
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2007年08月08日

ひょん

水無月二十六日 晴れ 【立秋】

 今年の立秋は今日だそうで、昨日の誕生日が立秋だと思っていたらそうではなかった。現在の二十四節句は太陽と月の黄経・黄緯などから計算して厳密に導き出すということで、一日前後することがあるそうな。とにかく、立秋。

 昨日発売の女性誌「InRed」に、ひょんなことから「つくし農園」の紹介記事を載せていただいた。女性誌とはからきし縁のないインチキ百姓ですが、最近メザマシイ「ロハスブーム」にあやかって、スローライフ、スローフード、お洒落な週末農業などと、いよいよ時代の最先端にちょっとだけ便乗させてもらうことに。

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 雑誌「InRed」の、、  P110の記事の片隅に、


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 「つくし農園」の紹介記事が載りました。





 この夏で三十一。自然農五年目の夏。少しずつ少しずつ。毎日を楽しく。



【立秋】…初めて秋の気立つがゆへなれば也(暦便覧)
     この日から立冬の前日までが秋。
     一年で一番暑い頃であるが、一番暑いと言うことはあとは涼しくなるばかり。
     暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い。
     ※読み:リッシュウ(今年は8月8日より)
     <参考:こよみのページ
posted by 学 at 23:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 新しき出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

休息

文月三日 快晴

 祖父の新盆に里帰りし、しばし田畑を離れる。息抜きの実家帰りではあったが新盆の手伝いで慌ただしくも賑やかに飲み食いした数日を経てまたつくばへ戻る。

 帰路、国道を離れて太平洋岸にテントを張り、友人と郷で買った海産物を焼いてビールをあおり、翌日、朝陽を浴びる。

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 数時間後にはそのすがすがしさを消し去るような、記録的な猛暑。なんとも夏らしい、しばしの休息。
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 故郷の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

かぶりつき

文月七日 晴れのち晩雨

 何の因果か旧暦七夕の今日、これまでのアホのような酷暑の晴天を遮り、ほつほつほつと雨が落ちる夜。あまりの渇きの大地を憂いた乙姫が、一年に一度の再会をおあずけしてまで雨雲を届けてくれたのかと思うと、本当にありがたみのある癒しの雨を喜ぶ。


 お盆を過ぎた週末。昼間の晴天はやはり農作業には厳しいもので、野菜売り場に居残って昼飯と昼ビールを飲みながら横目で店番をしてみた。売れないながらもちらり、ほらりと気がつくと消えていく野菜は微笑ましいものの、できればもっと買われて欲しいもの。ピクニックさんで食事を楽しむカップルや家族は気にかけてくれるものの、知名度の低い「自然農の野菜」はなかなか手には運ばれず。

 手持ち無沙汰となり、少し傷のあるトウモロコシをパクつきながらしばし。顔見知りの方がそれって生で食べられるんですか?と聞いてきた。取れたては生が最高なんですよと話していると、隣のテーブルの家族へ連鎖反応し、さっき食べてましたよね、と話題へ。気づけば小さなモロコシ2本、200円、お買い上げいただいておりました。ランチを食べた後なのに、皮を剥いたトウモロコシにかぶりついて、甘いね♪と微笑む女の子を見ていると、なんだか数日の暑さが報われたような気がした。


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 プリミティブな感動に出会えた、七夕の午後のひととき。
posted by 学 at 22:37| Comment(6) | TrackBack(0) | 地に足つけて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

停滞

文月十九日 雨のち曇り

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 日々、新しく穂が顔を出しているのに、俺は何をしているんだろう。

 もっと、田んぼと畑に向き合わねば。
posted by 学 at 22:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする