注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年11月19日

降り立つ

神無月十日 晴れ 


 
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 前日の集合日の畑で目にした、濃緑色に溶けたようないくつかの野菜の葉。ようやくきたか、というなんとなく待ち遠しかったこの季節の風物詩。霜枯れ。サトイモ、サツマイモ、落花生、ジャガイモなどが、この葉色とともにまるで魔法にかかったように朽ち枯れていく。まるで溶けて消えるかのように。そしてそれは、早く収穫しなさいという、季節からのお告げでもある。夏に育っていたこれらの野菜たちは霜が降りたその日のほぼ一発で生命力を失い、ぐったりと命の営みを終える。そして、その宿した生命力を大事にいただく季節がこれから深みを増してゆくことになる。

 霜でも枯れない冬菜や春の豆、麦類はこの冬にも少しずつ背を延ばし、あるものは貴重な冬の食物となり、あるものは雌伏して早春の彩りに身を備える。

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 季節の変わり目は、時にゆっくりと、時に一瞬で訪れる。
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする