注)記事の日付は太陰暦を用いております

2008年01月03日

着根

霜月二十五日 晴れ

080102iwaki.jpg


 年が越えました。実家では、海の幸が食卓に並び、随分と賑やかな彩りに。野菜だけではこの艶や活きのよさはやはり演出できません。

 天然の命が生み出す彩りの素晴らしさに改めて敬服し、感謝し、満腹した。おだやかで、きびしくて、ゆたかな、地元の正月。

 

 さあ、つくばに戻り、足場を固めていざ戦場へ。

 今年のテーマは「着根」としよう。まずは、そこから。
 どうぞ、今年も宜しくお願い致します。
posted by 学 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 故郷の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

ついたち

師走一日 晴れのち闇夜

 朔日、ついたち、つきたち。月立ちであるついたちは、新月とも呼び、つまりは月が完全に欠けてこの日からまた満ち始める最初の日にあたる。月が上らない夜であり、空は闇に包まれる。

 そんな日に、なぜかブレーカーが落ちて停電。家のつくりが少々複雑で配線が変わっているために、パソコンやこたつ、冷蔵庫の電源は無事なのに照明電源が全てアウト。明日の昼を待たないと解決は難しそうであり、そんな師走の闇夜を、憂いていても益は無く、白熱灯の頼りない電気スタンドに照らされながら、みかんを片手にパソコンに向かう。

 新暦では年が明け、仕事始めを気負いつつも、立春は来月、旧暦もまだあと一ヶ月。師走のこの月は、開墾、引越、精算、準備、仕入れ、掃除、出稼ぎ、募集、計画、有象無象が山積み。走って過ごしてしまわぬように、そして笑顔で新春を迎えるられるように、このひと月を送りたいと思う。


 そんな朔日の夜。

080108teiden.jpg



 里帰りと温泉旅から戻り、いよいよ、エンジンを。色々なものが、スタートしていきます。
posted by 学 at 20:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

師走五日 雨

 先週末から節句は小寒に入り、寒さが極に向かうと思っていたころではあるが、こりゃないよー。


 080712cold.jpg
 (※画像提供…ウェザーニュース



 マイナス5度。。。よりによって週末は集合日。そして足も凍える脱穀作業。冬は、こういうものなんだとわかっていててもね。

 寒くなったら、畑の整地、稲木の撤退、力仕事で体を暖める。これこそ、百姓の知恵。あー楽しみ。


【小寒】…冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也(暦便覧)
     この日は寒の入り、これから節分までの期間が「寒」である。
     寒さはこれからが本番。池や川の氷も厚みをます頃である。
     ※読み:ショウカン
     <参考:こよみのページ
posted by 学 at 19:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

ツヤピカ

師走八日 晴れ

 今年度最後の集合日を終え、自分の米も精米することができた。収量の都合でyamaさんと一緒に籾摺り精米した「旭竜」という種類の粳米(うるちまい)。埼玉・江南町の頃からいただいて作り続けてきた種類の米。一年の、過ごした時間と想いが詰まった米は、籾摺り精米機の能力で二分搗き(玄米から二割ほど糠を削った割合)程度に精米され、玄米と白米の中間くらいの色に輝いて精米機から取り出される。

 寒さが沁みる脱穀作業と、稲木の片付けや竹垣の解体を終えた集合日のその夜、湯気が出そうな新米を、土鍋でツヤピカに炊き上げた。


080114shinmai.jpg




 甘すぎて、旨すぎて、そしてヨダレが止まらない芳香。滋味と美味の混在。自分で米を作る喜びは、静かで、激しく、尊い。

 なんだかんだとうまくいったりいかなかったりの自然農ではあるが、こうして少しでも食べることにつながる喜びの蓄積が、自分を底で支えてくれるのだ。
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 食の喜び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

犬喜び

師走十日 雪のち晴れ

 いつもより寒さが緩いかな、と思ってカーテンを開けると、窓の向こうには今期初めての雪景色が広がっていた。所用で朝一番に車を出した後、予定も無いのに田んぼと畑を散歩する。犬でもないのに喜び勇んでカメラを持って駆け回る。東北南部、太平洋岸の港町に育った小生は、以南の関東地区に順じて降雪の少ない地区ではあったが毎年何度かは雪だるまと雪合戦の機会を得て子供時代を過ごしてきた。自然農をはじめてこの数年も、やはり時折雪に埋もれる作物を眺めては、その風景をなんとも愛らしく思ってきた。つくばで育つ野菜たちにとっての雪がどんな意味をもつかはわからないが、自分と同じように、気まぐれに訪れるこの白絨毯に、喜んでるようにも見えてくるのが不思議な気がする。

 080117snow3.jpg



 根雪には決してならない、昼にはとけて消えてしまうプレゼントに、いくつになっても心が弾んでしまう。昼を過ぎたら楽に収穫できるのに、その冷たさが嬉しくて、雪に手をさしながら小松菜をちぎって採ることにした。移植を待つ玉葱の苗に、そのはしゃぎぶりを見られているようで、なんだか恥ずかしかった。



080117snow1.jpg
posted by 学 at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

すみません

師走十八日 晴れ

 今日から5日間ほど30日まで、引越手続きでインターネットで接続ができなくなるため、ネットを介した連絡が取りにくくなります。

 ご連絡、ご対応が遅くなってしまいますがご了承くださいませ。緊急の方は下記携帯のアドレスまでにご連絡下さい。

 zassouya に @wm.pdx.ne.jp をつけてください。


 取り急ぎ、ご案内申し上げます。
posted by 学 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。