師走一日 晴れのち闇夜
朔日、ついたち、つきたち。月立ちであるついたちは、新月とも呼び、つまりは月が完全に欠けてこの日からまた満ち始める最初の日にあたる。月が上らない夜であり、空は闇に包まれる。
そんな日に、なぜかブレーカーが落ちて停電。家のつくりが少々複雑で配線が変わっているために、パソコンやこたつ、冷蔵庫の電源は無事なのに照明電源が全てアウト。明日の昼を待たないと解決は難しそうであり、そんな師走の闇夜を、憂いていても益は無く、白熱灯の頼りない電気スタンドに照らされながら、みかんを片手にパソコンに向かう。
新暦では年が明け、仕事始めを気負いつつも、立春は来月、旧暦もまだあと一ヶ月。師走のこの月は、開墾、引越、精算、準備、仕入れ、掃除、出稼ぎ、募集、計画、有象無象が山積み。走って過ごしてしまわぬように、そして笑顔で新春を迎えるられるように、このひと月を送りたいと思う。
そんな朔日の夜。
里帰りと温泉旅から戻り、いよいよ、エンジンを。色々なものが、スタートしていきます。
注)記事の日付は太陰暦を用いております