注)記事の日付は太陰暦を用いております

2008年01月17日

犬喜び

師走十日 雪のち晴れ

 いつもより寒さが緩いかな、と思ってカーテンを開けると、窓の向こうには今期初めての雪景色が広がっていた。所用で朝一番に車を出した後、予定も無いのに田んぼと畑を散歩する。犬でもないのに喜び勇んでカメラを持って駆け回る。東北南部、太平洋岸の港町に育った小生は、以南の関東地区に順じて降雪の少ない地区ではあったが毎年何度かは雪だるまと雪合戦の機会を得て子供時代を過ごしてきた。自然農をはじめてこの数年も、やはり時折雪に埋もれる作物を眺めては、その風景をなんとも愛らしく思ってきた。つくばで育つ野菜たちにとっての雪がどんな意味をもつかはわからないが、自分と同じように、気まぐれに訪れるこの白絨毯に、喜んでるようにも見えてくるのが不思議な気がする。

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 根雪には決してならない、昼にはとけて消えてしまうプレゼントに、いくつになっても心が弾んでしまう。昼を過ぎたら楽に収穫できるのに、その冷たさが嬉しくて、雪に手をさしながら小松菜をちぎって採ることにした。移植を待つ玉葱の苗に、そのはしゃぎぶりを見られているようで、なんだか恥ずかしかった。



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posted by 学 at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする