注)記事の日付は太陰暦を用いております

2008年03月18日

綯い交ぜ

如月十一日 晴れ時々曇り

 二十日ぶりの更新。集合日準備、確定申告、畦のやり直し、新展開準備、花粉症。目まぐるしく鼻先にやることリストがぶら下がりすぎて一日一日を空回りさせて過ごしている。

 ジャガイモの作付けが遅れている。それだけでも大いなる失態。さらには今週末に私用のイベントも控える。百姓は半年先、せめて3ヶ月先を見て動かなければならん。6年目のインチキ百姓にはまだまだ身につかない。悔しさと、花粉への逆恨みと、焦りを綯い交ぜにして鍬を振れ。緑に包まれる至福の畑を想い描け。
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2008年03月28日

春雷

如月二十一日 曇り時々雨

 いつのまにか春分が過ぎ、日に日に土の温度がぬくもりをみせ、三日に一日は雨が降る。播いた種が喜び勇んで眠りから覚め、全身を感度にして春の大攻勢を受け止めている。秋播きの麦や空豆、豌豆たちは冬に張り巡らせた根を屋台骨に、いよいよの陽射しをエサにして一日ごとに背を延ばしている。

 ジャガイモ、カブ、大根、小松菜、ほうれん草、レタス、山東菜、チンゲン菜、まだまだまだまだ播き足りない。人参、葱、ニラ、インゲン豆、キャベツ、キュウリ、ミョウガに菊芋、浮き足立つほどに種たちが出番を待っている。畝作りして、種播いて、芝の根っこをほじくり返して芋植えて、両手も両足も四本あっても足りそうにない。それがまた楽しい。

 今日も明日も続きそうな春の陽気がふと翳り、午後に冷たい風を運んできたと思っていたら、遠く春雷が聞こえてきた。よし、雨が来る。自然農では播種後に水をやらない。その代わりに草をかけて乾燥を防いだり雑草を生やしておいたりして湿気を保つ。種を播いた後は、その土に自然に残る水気を頼りに発芽してもらう。そのため、種播きした後にやってくる雨雲は、まさに天の助けとなる。

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 雨は冷たく、そして一刻ほどで去っていった。湿り気を含んだ土は柔らかく種播きにはむかないが、芝畑の土を崩すにはもってこいの柔らかさ。晴れて、雲って、雨が降り、いよいよ春が盛りに入る。
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