注)記事の日付は太陰暦を用いております

2008年12月14日

景色

霜月十七日 雨のち曇り

 気持ちの好い脱穀日和となった集合日から明けて翌日、つくばはいつもに増して冷たい雨の朝を迎えた。前日に参加できずに日曜日に作業予定していたプレーヤーの方にとっては、新米が遠のく残念な雨になってしまった。

 雨が上がった遅い午後、農具のチェックと米の様子を見に畑に出直した。ふと、昨日とはうってかわって冷えた空気の中に、筑波山がぐっと近くに迫ってくるようにあらわれた。

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 いつもより少し早いような、筑波山の雪。紫峰の別名を持つ筑波山は、文字通り冬の季節を迎えて色を紫に変える。畑に遊びに来たプレーヤーさんたちも、脱穀中止に肩を落としながらも筑波山の淡雪景色を楽しんでいた。
 
 夜、大学の先輩諸氏と夕食。自然農にちなんだわけではもちろんないが、名前に「耕す」の字や「木」や「花」のつく先輩たちと、さっぱりと話した。皆さん、興味だったり必然だったり家族だったり理由はあれど、想いをもって仕事してる話はやっぱり気持ちがよい。愚痴だったり、思い出話だったり、学生の頃のバカやってた糧が、それぞれに血肉になっての今でもある。その頃も、筑波山の頂には雪が被っていたのかもしれないのだが、呆れるほどにそんな情緒ある景色の記憶は残っていなかった。10年以上を経て、山の景色を日ごとに眺める暮らし。やれやれ、今の自分など微塵も想像していなかった自分がいて、さてこの10年後にはどんな景色を眺めているのか。

 いよいよもって、面白く。
posted by 学 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 故郷の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする