注)記事の日付は太陰暦を用いております

2009年02月04日

脱がされ

睦月十日 【立春】 晴れ

 顔を冷やす筑波颪と、背中を暖める日ざしの戦い。鍬を振るうちに、ジャンバーを一枚、帽子を一つ、と着衣が脱がされてゆく。まるっきり北風と太陽の物語のような、立春の農作業。

 2009年度のつくし農園の開園を控えて、田畑の拡張準備に追われている。詳細はつくし農園Blogに後ほどアップする予定であるが、まずは何よりも周囲の草刈りである。農園として利用させていただいている農地は、その土地も、隣の土地も基本的には耕作放棄地であるため、新しく利用しようと思ったら何はともあれまずは草刈りから始まるのだ。草刈り、検地、測量、諸々を経て、いよいよプレーヤーの方に利用してもらえる下準備が整う。開園まであと10日あまり。もうしばらくは、ごりごりと体を動かす日が続きそうだ。


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刈り払い機で薙ぎ倒した跡。何気に気持ちよい作業。




 【立春】…春の気たつを以て也(暦便覧)
      ★雑草屋的季節分布★ 冬:春=9:1

      冬と春の分かれる節分の翌日であり、立春は寒さがあけて春に入る日です。
      また、立春以降初めて吹く南よりの強風を春一番と呼び、
      立春の早朝禅寺では厄除けのために門に縦書きをすると、
      左右対称になる「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があるようです
      ※読み:リッシュン
      <参考:日本文化いろは事典 & こよみのページ

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2009年02月06日

逼迫

睦月十三日 晴れ

 このところ晴れが続き、やおら冬作業を進める。ふくらはぎが細い細いと最近言われていたこともあって、この3日間の移動は全て自転車で。決めたとたんに移動距離の大きい遠出が増えて30kmくらいは走っただろうか。冬はね、体動かすに限るよ、と自己暗示。

 さて来週末の2009年度スタートを控えて、農具の逼迫に見舞われているつくし農園。田んぼを人力で拡張するために、一輪車(手押し車)を10台ほど使いたいのだが、雑草屋の所持は1台のみ。持っててもほとんど使用しないから買い揃えるわけにもいかず、なんとかして集めたい

 おーい、持ってて貸してくれる人おらんかね。もしくは買ってくれる人♪


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ええ、これです。  

いや、これじゃなくて
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2009年02月10日

風の声

睦月十六日 晴れ

 十五夜の昨日に体調を落として一日ひっそりと潜伏し、どうやら取り戻した今日。

 夏以来、久しぶりに来園していただけた川口さんと、陽光と風の中で話をした。つかまえることはできない風が、時に、修練によって、語りかけてくる瞬間があることを知る。対象が何であっても、そうした原始の強さを少しでも体得できた時に手にすることができる、動物的な自由。風、雨、日、草、虫、土、鳥、獣、人、そして己、現代社会にどっぷり生きる上では残念ながらそれほど必要とされない、これらの事象へのリコンセントレーション(再意識化とでも言えようか)は、皮肉にも、だが明白に、生命としての力強さを鍛えることにつながっている。そんな確信を持つことができた。
 今の世の中をのびやかに生きたいのだとしたら、ビジネスや社会で器用に立ち回るスキルなどではなく、自身の生き物としての強さを(そして弱さを)身につけるべきだ。目に見えないスピリチュアルな癒しやヒーリングではなく、目を閉じた時に見える自然の囁きにこそ刮目せよ。

 自然農はそんな強さへの道しるべにもなる。


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 まだまだ小生には風の声は聞こえやしない。草の声は、土の声は、ボリューム1程度は聞こえるようになってきてはいるのだろうか。どんな途中過程だとしても、ワクワクは止まることはない。

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2009年02月14日

さあて

睦月廿日 曇りのち晴れ

 前夜からの風雨が見事に通り過ぎ、つくし農園、2009年度スタート。我がホームグラウンドに、今年もプレーヤーが集い新たに息吹を注ぐ。


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photo by yamaさん



 なにはともあれ、スタート。田んぼの拡張とか、畑の畝作りとか、ジャガイモとか種とか作付け計画とか小屋整備とか、ウズウズがホカホカしながらのスタート。にぎやかしく、たくましく、うわつきもせず。

 メディアから遠ざかっている小生の耳目にさえも届く、このところのメディアの「農」ブームは、嬉しくもありもどかしくもあり我関せずとも思えたり。春のざわめきが様々にうねりながら吹きぬけようとしているが、自然農の足元はどんなブームにもおびやかされずに、ただ生き物達の営みにのみ委ねられて動いていく。そんな足元に気づくことが「農」に込められたメッセージであり、それが広がるのだとしたら、ブームは願うばかりなのだ。


 今年も、さあて、これからこれから。 まずは、第一歩の歩みを終えてひと安心。
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2009年02月18日

始動

睦月廿四日 【雨水】 晴れ

 先週の金曜日、ついに始動しました。あれだよ、あれ。

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 庭の梅の背景にそびえる、弁柄色に包まれる杉の木。せっかくの梅も、わくわくの農作業も、のんびりの庭ビールも、全部を憂鬱に変える、あの野郎。よりによって家の裏におはしますよ。ああああああああ、てめえのせいで、田畑への腰がどれだけ重くなることか。君の花粉を勝手に敵だと誤認してしまう、いとしき我がIgE抗体の健やかな働きが憎い。さりとて、最低限で付き合って、茶や薬草でなるだけ抑えて、過ぎ去る喜びを待つしかないのだがね。


 でもさ。ああもう、なんなの、よりによって、裏庭。




成分解析 〜「コトバ」から「色」、調合します
 …ひょんなことから見つけた、コトバを「和色」に分析してくれる面白サイト。
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ちなみに杉花粉を調べたら、  ⇒⇒⇒
49%が赤銅色(しゃくどういろ)、35%が弁柄色(べんがらいろ)、13%が金色(こんじき)、3%が赤(あか)でできているとのこと。なかなか不思議なことに、当たってるのが楽しい。






【雨水】…陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧)
     ★雑草屋的季節分布★ 冬:春=7:3

     雨水とは、雪が雨に変わり雪解けが始まるという日で、
     忍び寄る春の気配に草木が蘇るという意味があります。
     とはいえ東日本ではまだ雪が深く、関東・東海地方にあたっては、
     この時期から雪が降り始めるそうです。
     ※読み:ウスイ
     <参考:日本文化いろは事典 & こよみのページ
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2009年02月27日

雪のごとく

如月三日 雪

 睦月から如月に移ったこの週、ついぞ洗濯物を干せず。曇りと雨のウィークデイの締め括りは、しばらく忘れかけていた久方ぶりの雪の空となった。日曜日につくいちを控え、今日に収穫諸々の準備をしておきたかったのに、ああ、雪。


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 つくし農園がスタートして、いつのまにやら二週間、新規開拓地の畝作りやら畝直しやら草刈りやら作付け計画やら四方八方しているうちに、新暦2月は光陰矢のごとし。3月ですかそうですか。なんだかBlog書いてるいとまがない。書けば書いたで、こんなしまりのない文章。雪でもなく、雨でもなく、みぞれでもなく、なんなんだお前はという、このところの天気のようなしまりのなさ。せめて今日の雪景色のような、地に着いて風景が残るようなモノを残したいのだが。



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 そんなこんなの雪休息。頭の中と実際の足元にやりたいことリストが多すぎて、自転車操業がしばらく続く予感。しばらくは、Blogの更新を滞らせます。ブルブル。
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