注)記事の日付は太陰暦を用いております

2012年01月03日

暮れて明ける

師走十日 曇り時々晴れ(いわき)

 新年明けましておめでとうございます。

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 旧暦ではまだもう少し師走が続くが、年始のムードに心地よく包まれて、のんびりと実家で雑煮を食べている。こたつに入って箱根駅伝のTV中継を眺め、母親から絶え間なく飛び出す四方山話に邪魔され続けながらPCに向かう。
 
 大晦日は、静かに暮れていった。なんとも不思議な暮れであった。「聴く・話す時間」というのは、やはり振り返って何かの「収穫」を確認するような時間ではないような気がしてくる。昼食は、自然農の田畑からの恵みを用意した。おにぎり、根菜の味噌汁、カブと青菜のおひたし、焼き芋。すべてではないが、もてなしに自分の育てた(いや、田畑で育った)野菜たちを提供できるのはやはり嬉しい。言葉に頼り切らない一風変わった時間、「佇まい」や「自分の中身」や「対話」の意味のようなものを嫌でも考えてしまうような時間を過ごす合間に、無理をかけない自然の営みの中で己れ自身の佇まいを全うして育った野菜の料理を食べる。それを意識して用意したわけではなかったが、そこには何かしら、自然農に浸かっている自分が「聴く・話す時間」にも面白みを感じている理由があるような気がした。こじつけかもしれないけど。

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photo by dan



 用意した時間を終えて、参加者の一人としばらく世間話をし、すっかり夕暮れが迫っていた。2011年の最後の夕焼けと共に参加者の方を見送ると、それまで庭でうるさいほど鳴いていた迷い猫が、その方と共に家の門をくぐり抜けて出て行った。そしてそれきり、彼は帰って来ていない。正月を迎え、つくばを離れ、居候氏に留守を託していても、その夕暮れを最後に彼はまだ、家に戻ってきてはいない。

 なんとなしに全体的につかみどころのない大晦日を過ごし、年が明け、震災を経ても幸いなことに昨年とさして変わらない故郷いわきで正月を過ごし、そしてまたいつもと変わらない毎日の自然農へ、つくばへ戻る。

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 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


posted by 学 at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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