注)記事の日付は太陰暦を用いております

2012年06月14日

泥縄

卯月二十五日 晴れ

第二十六候:芒種時候
【腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)】
=腐った草の下から蛍が生ずる=
 (新暦6月10日頃〜6月15日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※


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 気がつけば梅雨に入っていたそうな。いつの間にか作業に追われているうちに、田んぼの蓮は日に日に根を伸ばし葉を広げ、杞憂を軽やかに吹き飛ばしていく。


 一方畑。豆を播き、播いては雉が啄み、食われては播き直す。始めから、対策をとればよいのに播く段になってついつい億劫怪獣が心の内に語りかけ、大丈夫なんじゃないか、という90%信用できないその声に従い、そしてまた食われる。毎年の、毎年の光景。しかしながら今年は大豆の年と決めた以上、この馬鹿げたやり取りを繰り返すわけにはいかんので、重い腰を周回遅れくらいで上げての雉対策を打つことになる。

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 発芽した、そのぷりぷりでぴちぴちの双葉を、奴らはむしり食う。飛べもしないくせに、翼を持ってるのに歩いて移動しやがり、草葉の陰で発芽した豆を探し回るキジ野郎への今のところの最大の防御策は、ネットの囲みを設けること。逃げるときだけ羽を使い、普段は脚で歩き回る日本の国鳥様は、どうやら自分の背の高さ程度の障害物があるとそれを超えることはできんようなのです。

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〜それだけを しときゃいいのに 後手を打ち〜



 というわけで、ようやく綯い始めた泥縄にて、いよいよ大豆集中播種月間は山場を迎えようとしているのであります。ん、この週末はレッツ息抜きんぐなのでした。また明日の早朝にひと播きしたら一息ついて、フル充填して、また田畑にGOいたします。

 
posted by 学 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする