注)記事の日付は太陰暦を用いております

2012年06月29日

独り立ち

皐月十日 晴れ時々曇り

第二十九候:夏至次候
【菖蒲華(しょうぶはなさく)】
=あやめの花が咲く=
 (新暦6月26日頃〜6月30日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※


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 六日前の土曜日から、今年の田植えが始まった。4月に種を降ろし、二ヶ月を苗代で少年時代を過ごし、これから二ヶ月お盆を過ぎる頃に花を咲かせるまで、根付き、茎を増やし、葉を広げ、成人時代を送ることになる。種を降ろしてから稲刈りまでおよそ六ヶ月の稲の命は、まるで家族と過ごした青年が独り立ちするように、込み合って育った苗代から十分に分蘗できるスペースへと一本一本田植えされていく。

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 半夏生の頃、梅雨が明けるまでに田植えを終わらせるべく、そしてまだまだ終わらぬ大豆の種蒔きシーズンのエンドラインも背後に迫り来ている。これからしばらくは、田植えに4時間、大豆の播種に4時間、休みが許されない怒涛の二週間が待ち構えている。つくいちもあり、農園集合日もあり、LONOFもホストし、他の農作業もあり、なんかキテルなこれ。

 精進精進。菖蒲も、アジサイも、季節の彩りにも心を費やすことなく、しばらくは精進です。
 
posted by 学 at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本人として | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする