妻ができた。
娘もできた。
共に暮らすことになった。
空からの花粉は嘘のように止んだ。
庭を深紅の椿が染め、
畑にニンニクが芽を伸ばし、
家を取り囲む山桜がようやく花をほこらばせはじめた。
全てが新しき香りに包まれて祝福されているかのような4月朔日。



今まで別の人生を歩んできた二人、そして3歳ながら小さな命を歩み始めている一人が、七転八倒しながら、同じ屋根の下に集い、一つの道に重なった。一つ一つ、一日一日、一歩一歩、それぞれのペースで。
3月下旬の助走期間を経て、これから新しい家族と共に「毎日が自然農」を暮らしてまいります。
さて、とにかくにも、毎日の朝昼晩の3食がおいしすぎる! 一日一食生活は完全に封印して、食卓にひたり気味の今日この頃。 そして洗濯物が多すぎる! 毎日毎日洗濯機フル回転してます(笑)。 部屋の改良、庭の改良、掃除、修繕、山積みでありつつ、畑も山積み。 冬から準備してきた新規事業も、悩みに悩んで一旦ペンディングへ。 日常を、心から良きことにしつつ、毎日の自然農をエンヤコラと推し進めよう。「働けど働けど我らが暮らし辛くならず、楽しからずや。」
今まで汚し放題で庭作業の服のまま玄関へ上がりこんでいた習慣から、玄関横に、着替え兼農具置きの簡易スペースを拵えて、そこで汚れを落として家に入る習慣へ変えようと決めた。簡易小屋はまだ製作途中であるが、そのスペースで今までの通路がふさがれた為、庭木を整理して土を均し、踏み石を敷いて道を作った。でこぼこでも、不揃いでも、踏み固めていくうちに、よき道になるだろう。僕も、妻も、娘も、それぞれに、そして共に歩き、踏みしめていけたらと願う。

二人とも、どうぞよろしくね。
皆さんも、どうぞよろしくね。
八百万の神様、どうぞ宜しくお願いいたします。
第十二候: 春分 末候
【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】
=遠くで雷の声がし始める=
(新暦3月30日頃〜4月4日頃)
【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】
=遠くで雷の声がし始める=
(新暦3月30日頃〜4月4日頃)
※七十二候を取り入れています※