注)記事の日付は太陰暦を用いております

2013年07月21日

醍醐味

水無月十四日 晴れ時々曇り

 いやー、水無月。水がない。けど、やるしかないね。
 
 ともあれ、遅れている田んぼと大豆の種蒔きとともに、子ども向けのキャンプイベントやワークショップの準備を同時平行に進める日々。日中は、梅雨明け直後の猛暑の津波はひいたものの、この時期らしい軽やかだがそれはそれで厳しい暑さに包まれる為、つまりは作業は早朝と夕方に分断される。

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 日の出の朝。4時半、猛烈な布団の誘惑を、妻の調教で這い出してもぞりもぞり。後ろ髪引かれて着替えているうちに、畑に出るのは5時過ぎとなる。田んぼでは、遅れに遅れてしまったまだ植えきっていない苗を、自然農では推奨される一本植えも諦め、乾ききった自然湿地の中へ五本植えしていく。刈り草の中にヨモギがあり、敷き草として倒した列に、鮮烈な匂いが立つ。まるでバジルのような芳香。だんだんと、頭上に傾く太陽に汗を流し始めた体に凍みる香り。「この匂いなら、オリーブオイルと和えてパスタにできるか?」などと思考を横道にそらしながら、ひいこらと。昼まで。


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 日の入りの夕べ。18時半過ぎには夕焼けもワインレッドに変わり、しみじみと西から群青に暮れていく。東には十四日夜の朧月。満月には満たない月が、流れ雲に時々姿を隠しながら閃光を放ちはじめると、手元は視界を失い、19時を回る頃に作業は終了となる。陽射しが弱まり風が体をいたわりはじめる15時頃からの午後の作業をとじて、ヤギと共に家路へ。


 こんな理想的な過ごし方ばかりを送れるわけではないが、夏の自然農的ライフの醍醐味は、実はこのリズムに他ならない。


 明日から2泊3日の子ども向けイベント。子どもらにも、この醍醐味伝えられるかなー。


第三十三候: 小暑 末候
【鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)】
=鷹の雛が飛ぶことを覚えはじめる=
 (新暦7月17日頃〜7月22日頃)
七十二候を“ときどき”取り入れています※

posted by 学 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする