本当は、書くべきことは山ほどあるんだけれども、昨年の結婚祝いに親友からいただいていたオーガニックワインをおもむろに開栓して、すこぶる旨くて、酔っています。ワインに寄せて、今日は何の記念日にしようかと妻と娘と話す夕餉が楽しくて、結局は、娘が始めて花を植えた記念日であり、妻が焼いた手作りヨモギベーグルがとびきり美味かった記念日とすることになりました。・・・こんなのほろ酔いじゃないと書けねえ。
ついでに雑談をかませば、家のトイレには、旧暦と月の満ち欠けと四季の移り変わりが一目でわかるカレンダーが貼ってあり、便器に腰かけてそれを眺めていると七十二候の驚くべき正確さに舌を巻く。今まさに桜が満開のつくばで、花がほころび始めたのが、3月29日(@筑波大学一の矢学生宿舎前にて)。七十二候では、3月26日〜30日が【桜始開(さくらはじめてひらく)】であった。

ほころびの桜と青空
また、我が家が雨漏りと天井破損に見まわれた、先週木曜の大風や雷雨。思い返せば、七十二候では、3月31日〜4月4日が【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】となっていた。うむむ、驚き。だから好きなのよね。
さて日常、寒の戻りの肌をさすような風にもめげず、山羊の手綱を引かされながら、娘は毎日畑で時間を過ごす。今日は、隣接地の境界に、どうにかして除草剤を撒かれずに済むようにとの思いを込めて、花壇作戦を実施すべく、親子で花を畑の隅に並べて植えた。昼、自転車で通りかかった友人が畑に寄っては雑談し、午前の用事を済ませて畑に合流した妻と親子3人で畑ランチをし、夕方までジャガイモを植えつつ仕事帰りに農園に寄ったプレーヤーさんに娘を愛でられ、そしてほろ酔いの晩ご飯。本当は、こんなことを書くつもりではなかったのだけど、まあ、いいのだ。こうして、生きているのだから。

毎日が自然農、リアル百姓の生活日記は、まさしく、こんな感じなのです。おやすみー。

いやあ、一人で手綱を引けるようになったもんだ。
第十三候: 清明 初候
【玄鳥至(つばめきたる)】
=つばめが南からやってくる=
(新暦4月5日頃〜4月9日頃)
【玄鳥至(つばめきたる)】
=つばめが南からやってくる=
(新暦4月5日頃〜4月9日頃)
※七十二候を“ときどき”取り入れています※