霜はまだ降りてない、ちょっと長めの秋。ともあれ、季節は晩秋、節句は霜降。
ブリンブリンの枝豆たちが、モリモリに茂る小豆の莢が、朝晩の冷たい露にあたって、それぞれに、とりどりに、枯れ色に染まっていく。
枯れん、枯れん、可憐。
完熟の枝豆は、野菜的な豆の旨みから、穀物的な豆の旨みへ。ぷりぷりから、ほくほくへ。市販の枝豆では決して味わえない、この時期だけの、作り手ならではの、お楽しみ。この時期のスペシャルな楽しみを、週末のつくいちでおすそ分け。可憐な完熟枝豆を、ぶち、ぶち、ぶち。夜が更ける。
どうか、小雨の降りませんように。
第五十三候: 霜降次候
【霎時施(こさめときどきふる)】
=小雨がしとしと降る=
(新暦10月28日頃〜11月1日頃)
【霎時施(こさめときどきふる)】
=小雨がしとしと降る=
(新暦10月28日頃〜11月1日頃)
※七十二候を“ときどき”取り入れています※