注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年12月15日

レトロなあいつ

霜月十四日  晴れ

 ブルブルブル。雪が降らないのが救いではあるが、埼玉県北部の木枯らしは実に厳しい。暖かい日差しでなんとか持ちこたえられるのも午後3時が山。太陽が足早に傾きだすと、底冷えする寒風が体を刺すように吹き抜ける。冬を本格的に意識する1月2月と違い、まだ秋の暖かさの名残が記憶から抜けないこの時期は、気持ちの中の寒さは実は一番厳しいのかも知れない。

 そうとなれば、農作業をするのは午前中から昼過ぎにかけてというきわめて短時間に集中せざるを得ない。ここ数日は、稲の脱穀がメインの仕事であり、毎日足踏み脱穀機を納屋から田んぼに上げ下ろすのもひと苦労である。昨年入手した「足踏み脱穀機」は、今年の米作りの仕上げを飾る、準主役級の活躍をみせている。所々に古傷がのこり、主要部品が欠けていたりと、ひと手間かけずしては有効利用もままならないが、今年いっぱいの作業はこのまま無事に終えられそう。もうしばらくの酷使に耐えてもらって、後でしっかりメンテナンスをするからがんばっておくれ。

 ボディの8割が木製、主要の駆動部分と脱穀の歯のみが金属製という、レトロなこいつを是非、愛でてやって下さいませ。

 051215ashibumi1
 うっすらと文字が残る、昭和のかほり。

 051212ashibumi2
 猛々しい歯で、稲籾をこそぎ落とす。

posted by 学 at 17:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まあ、Yahooで見かけたときは、果たして、使えるかどうか、心配だったけど、、、
どうにか、今年を乗り切れたようで、よかったですね。
こういったものは、最終的には、シャフトに負担がかかって、ダメになるようね。私が修理に出したところでは、全部部品を、一回バラバラにして、修理してましたわ。
・・しかしね、そうやって直したものを、ひとつですね、昨年の暮れに、いくつかの市民グループをかかえる農家に、斡旋したんだけどね、なんかね、今年、それを複数のグループで使ったら、乱暴に扱ったとこがあって、速攻で壊したみたい。
お気をつけあれ。
Posted by ほほほね。 at 2005年12月19日 19:25
なんとか、、、乗り切れました♪
手入れ、扱い方、愛情、危機感などなど、アドバイスを参考に長い付き合いになるように頑張ってみます(笑)。次は唐箕ですかなあ。
Posted by インチキ at 2005年12月20日 22:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック