注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年12月14日

後光さす

霜月三日 晴れ
 秋は夕暮れ、冬はつとめて、とは清少納言。先日冬が来たと書いたものの、冬至が近づき秋の盛りも終わりつつあるこの頃は、秋だか冬だか区別はつけられない。まあ別段つけることもないし、ふとそんなことを思っていたら、「枕草子」の春はあけぼの…の一節を思い出した。今はまだ、「つとめて(早朝)」の趣きよりも「夕暮れ」に趣きを感じる。であればまだ辛うじて秋なのかな。などと思う日暮れ時。とは言え冬の朝にめっぽう弱い小生が、「つとめて」に趣きを感じることはいつになるやら。


 稲刈り時に、お米の種類ごとそれぞれ、特に育ちが良かった株を選抜していた。来年の種籾用に保存するためである。よって食用の籾と混ざらぬように別々に脱穀するのが好ましく量も少ないこともあって、江南にて後で手作業で脱穀しようと、稲束を持ち帰っていた。もう少し乾燥させてからの保存が良かろうと軒下にぶら下げていた今日の夕方、畑から戻ると西日を背にした稲穂が輝いていた。

 041214yuuhi

『秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいてかりなどの連ねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。』<枕草子>


posted by 学 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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