注)記事の日付は太陰暦を用いております

2006年02月07日

積み重ね

睦月十日 雪のち曇り

 前日、大家さんと談笑し、春が遅いことに気づく。昨年の今ごろは、梅が花をつけていた。今年の梅には、ひとまず雪の花が咲いた。

 060207ume

 梅の花が気になりだす頃になると、いつもは鼻のあたりがムズムズしだすことをふと思い出す。飛散量が少ないと言われる今年のスギ花粉であるが、花粉が飛び始める時期も例年より遅いと言われている。その遅さはやはり、梅の花の遅さと関係しているのだろう。
 先日TVで見た情報に面白い話があった。スギ花粉の飛散開始には気温という条件が必要であるのは感覚的にも知覚的にもわかっていたが、その気温を杉は「積算」していることは知らなかった。

 ネットで見つけた情報によれば、『最高気温積算値とは、1月1日からの最高気温(℃)を毎日加算した値のことで、この合計が300℃を超えるとスギ花粉が飛散を始めます。400℃を超えたら要注意、500℃になったら危険です。』とのこと。つまり杉の木は、毎日の気温を体内に記憶し、その気温の積み重ねから春の「量」を計って自らをコントロールしているのだと推測できる。

 今まで、植物の持つ季節認識能力に対して「漠然と」感じていると思っていたのだが、実は緻密な体内での「記憶」から導き出しているのかと想像すると、どことなく敬意のようなモノすら覚えてくる。もちろん、杉の木が「1月1日」がいつかなどということがわかる筈はないので、上記の説明はあくまでも人間サイドの科学的計算式であり、杉には杉の積算方法があるのだろう。こうした植物の「気温積算」という性質は、成長の速度に関わるためか他の農作物の分野でも研究されているようで、杉に限ったものではないことは言うまでもない。

 もちろん、梅もしかり、桜もしかり、そして我が友の雑草達も、その体に備わった神秘の能力をもって春を知るのであろう。今年は、少しのんびりのようだね。


今春のスギ・ヒノキ科花粉飛散予測:東京都公式HPより
  ・・・今年も、もちろんやってくるのだよね。
posted by 学 at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
江南の景色はすっかり雪に覆われていたのですね。雪の下で着々と進行している生命の息吹が、写真を通して伝わって来るようです。そちらの新規事業(?)も同じ様に水面下で進行しているのでしょうか?

目前に広がる銀白の世界を愛おしみながら、新しい世界の礎を築きつつある多種多様なものへの期待を膨らませるのも、毎年のことながら感慨深いことです。お互いがんばりましょうね。
Posted by S at 2006年02月09日 06:16
がんばれよ!がんばれ、がんばれっ!

つくば農園、楽しみにしとるぞい。
オレも今年はがんばるぞ。
Posted by つね at 2006年02月12日 12:33
ぜひぜひ、お二人とも、ご参加あれ。
がんばる同士がいることは、とっても誇りに思っています。ありがとう。
Posted by インチキ at 2006年02月15日 22:17
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