先々週から先週末にかけて、今年から江南で始める水稲作りの第一歩として、苗床の準備作業を進めた。これまでの二年間は、冬から農作業する機会に恵まれなかった為にこの作業はしたことがなかったのだが、(なんでもそうだが)初めての作業はやはり楽しい。
土を耕さない自然農、原則はそうだが、必要に応じて(そして必要最低限に)土をいじることももちろんある。そのひとつが苗床作りだと言える。野菜達は、雑草達に比べると、どうしても負け気味になってしまうことが多い。もちろん熟達の自然農人からすればそんなことはないこともあろうが、まあインチキ百姓ではまず歯が立たないことが多い。そこでひとまず発芽して苗まで育てる(育苗と呼ぶ)過程を、雑草への対処がしやすいように一区画にまとめて行うことも知恵であるのだ。一般的な農家ではポット苗(おちょこ大のビニル容器など)で作っていることが多いが、そこは自然農ですので田畑に直に「苗床」を作ります。友人の言葉を借りれば、「お野菜達のベッド作り」といったところか。特にお米は、苗が命とも言っていいほど苗作りが重要だと言われる故、しっかり取り組んでみることにします。ちなみに、稲の苗床は、苗代(ナワシロ)と呼ぶのが通であります。
以下の苗代準備の行程は、オピーピーカムークという全国唯一の自然農の専門雑誌(?)から許可なく抜粋させていただきました。よって大体適当に述べます点、ご了承あれ。
@冬の草を刈る
:苗代の大きさを田んぼの大きさによって決め、区画し、
冬草を刈って外に出す。
A表土を削る
:冬草や夏草の種を取り除く為に表土を削り、土を区画の
外に出す。
B根を切る
:宿根草が在れば鎌を入れて根を切る。
C糠を撒く
:表土を削ることで栄養が損なわれるので少し補うため、
米糠を全体に薄く振り撒く。
D稲藁をかぶせる
:藁で覆うことで微生物がより活発に糠を食べてもらえる。
風で飛ばぬように竹などで押さえておくとよい。
作業前 @
A C D
さあ、これでひとまず準備完了。あとは、4月の種おろしの時期までこのまま待つことになります。とにかく、やることはやってほっとひと安心。傍目にもかわいい、お米ちゃんベッドのできあがり。ホカホカぬくぬくの布団が気持ちよいのは、米も人も同じという訳かもね。なんとも春が待ち遠しいことでござい。
※オピーピーカムーク・・・知る人ぞ知る実践的自然農のバイブル。「1998年創刊。福岡県の一貴山で自然農を営んでいる方達が年三回発行している、手作りの季刊誌。オピーピーカムークとは「『木と木が話をするところ』というネイティブアメリカンのオブジエ語から付けられたそうです。」(「」内全文、宮川様開設の自然農のPageから抜粋させていただきました。)福岡自然農塾のHPはこちら(リンク内に当誌についての情報もあります。)

