注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年02月17日

秘密の空間

睦月九日 晴れ

 午後のひと作業、合計7本の孟宗竹を切り倒し、無数の篠竹を刈り倒した。北の畑の上の竹山。昨年の春以降に、一度開墾(篠竹刈り)に手をつけたが夏の暑さに戦意喪失した場所。竹は春の来る前に制すべし、という全国各地で耳にする言葉を胸に、ここ数日は竹山征伐に集中している。

 森づくりテキストブックによれば、竹山として理想的な竹林密度は、人が傘を差して歩ける程度(竹と竹の間隔が2m前前後)だとされる。今の密度は、孟宗竹の間隔は人が麦藁帽子をかぶって歩ける程度、だが、篠竹の密生間隔は、ゴルフボールを投げ入れたら20cmと進まずに止まる程の密生ぶりである。つまり、竹薮だ。
 この作業の目的は、ひとつが、美しく管理された竹林(落葉樹と竹の共生)を蘇らせること。もうひとつは、孟宗竹、篠竹それぞれを竹材として利用すること。先の森づくりテキストブックによれば伐採の時期は、竹材の利用が前提であれば、竹の含有水分の減る晩秋から冬が適している。つまり、今がギリギリだ。自然農(に限らず昔から農業に、と言えるが)では乾燥させた篠竹などを蔓植物の支柱にしたり、垣根に用いたり、竹は稲木干しの竿に使ったり、万能資材として用いることができる。いくらでもあるにこしたことはない。
 作業としては、まずはひたすら篠竹を刈り倒し、空間を広げていく。刈った篠竹のうち、太さが十分のものを周囲の木などに立て掛けて乾燥させる。(家の軒下などが好ましいのだろうが、ここでは持ち出すだけでもひと苦労なので、横着することにする。)この作業をひたすら続けることで、男の子心をくすぐるような、秘密基地風の空間が広がっていく。これはなかなか、いやそれどころか、たまらない快感である。
 
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 篠竹を刈り進めると、いよいよ真竹を切り倒す空間を得ることができる。あとは倒す方向を考えながら、ノコギリを入れていく。竹の根元に八割ほど刃を入れると、ミシミシメキメキ!という音を立てて、奥の竹藪へ倒れていく。これもまた快感であるのだが、ひとつ方向を間違えると竹林からの運び出しが難しくなったり、自分の方に倒れてくることもあり、遊び半分ではできない作業である。とにかく、成長しきった竹は、太くて、長くて、重い。長さ(切る前は「高さ」)は10mを超える。太いものは、両手で抱えても引きずって運ぶのがやっとである。10本切り倒すぞという今日の目標も体力に勝てず、7本でギブアップ。夕暮れが言い訳をプレゼントしてくれた。手土産に、青竹踏みに使えそうな切れ端を捕まえて、ちょちょいと手入れをする。いまさら、竹踏み健康法もないようなもんですけど。。。

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 午前中は、土日に丸ヶ崎自然農の会から持ち帰ってきた「ユキヤナギ」を畑の一部に並べて植えてみた。はたして根を張り元気に育つことができるか。また、カマキリ軍団は無事春を迎えて、害虫駆除に大活躍の季節を迎えることができるか。期待しすぎることは不毛だが、楽しみが増えるということ、これは間違いない。


※篠竹のコラムを発見・・・「女郎と十二単in篠竹」タイトルが興味を引きました。
            どこも篠竹には困ってる様子です。。。

※上記コラムのありかはこちら・・・「『ちいさな畑』歳時記
posted by 学 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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