注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年02月24日

脇役

睦月十六日 曇りのち小雨

 昨日の春一番から一転して曇天の下りる昼、自然農の田畑に冬の作業が進む。普段は米や野菜達の姿に隠れて表には出てこない脇役の姿を写してみた。

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 土に生きる微生物との共同作業こそ、自然農の本望。目に見えるものから見えないものまでの食物連鎖の末、分解された栄養素が根によって吸収される、これこそ単純明快な植物が育つ仕組み。自然農の基本は、「持ち込まない、持ち出さない」。つまり、畑の外から余分なモノ(肥料など)は入れず、また余計なモノ(雑草など)は無いので畑の外に出さない。しかし転換地(慣行農)から移行して年月が間もない土地は、地味(土地のもつ底力?)が豊かではないので、手助けしてあげるコトもある。そのオタスケマンの代表選手が『米糠』だ。栄養たっぷりの微生物の餌となり、分解もされやすく、畑の土を肥やし、しかも何より、無料で手に入る(実はこれが一番?)。即効性の「肥料」ではなく、あくまでも「きっかけ」としてとらえる。だから、数ヶ月前に田畑に振りまいておいて、しっかり分解されて土に馴染んだ頃を作物を育てる時期に合わせることになる。

 その糠を振りまく姿は、さながら枯れ木に灰を振りまく「花咲か爺さん」を思わせる、なかなか優雅な身のこなしが肝要。小脇に糠を乗せた手蓑(てみ)抱え、手先からスナップを効かせて振り撒いて歩き回る。均等に、撒きすぎず、薄すぎず。田畑に振り撒き終わるころには、作業着中が米糠まみれになるというのが、自然農の冬の定番となる(嘘)。
posted by 学 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然農のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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