注)記事の日付は太陰暦を用いております

2006年09月18日

オクラのごとく

閏七月二十六日 雨のち晴れ

 古代米が色づき始めると、今年もなんとか頑張った甲斐があったなあ、と嘆息する頃になる。収穫はまだまだ先のことながら、暑さのピークを思い返して自分を褒めてあげたくなるのである。

 そんななか、畑では8月末に蒔いた種が、うまくいったりいかなかったりしながらも着実に根を下ろし始めた。強い、と評判の蕎麦はずらりと芽を出したと思っていたらあっという間に花盛り。小さくて白い可憐な姿は、その力強さと反比例してはかなく目に映る。もっさりと茂る夏草の上からばらばらと撒き散らし、その後に草を刈り倒しただけなのに、かように見事に花を咲かせる姿は、自然農ならではの光景である。
060918soba.jpg


 一方で同時期に同様に蒔いた他の菜っ葉ものの種はなかなかうまく芽吹きが見られない。播種後に暑さと降雨が増し、雑草の発芽も十分に促されてしまったのだろうか、消えてしまったり埋もれてしまったりと散々の様子。秋の深まるタイミングを計らないと自然の営みに覆い尽くされてしまう失敗もまた、自然農の取り組みから学べる体感なのだろう。


060918okura.jpg

 ついつい採り忘れてしまったオクラが、存在を誇示するように天を向く。毎年のことながらこの生命力の漲るさまには圧倒されるとともに、ついつい抱きつきたくなるような頼もしさを覚えてしまう。

 農園は秋を迎えて訪問者の声が多くなり、本日も、また一人参加者が増えることになった。少しずつ、少しずつ。蕎麦の花のようにしたたかに、オクラのようにしっかりと天を向いて、日々を過ごせるように。
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック