注)記事の日付は太陰暦を用いております

2012年03月09日

願う

如月十七日 雨

第七候:啓蟄初候
【蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)】
=冬籠りの虫が出て来る頃=
 (新暦3月5日頃〜3月9日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※


 そろそろ虫も動き始めようとするというのに、どっぷりと冬籠りから抜け出せないこの一週間。明日はつくし農園の集合日。寒気と低気圧による冷たい雨が窓の外で降り続けている。さて、明日はどうなるやら。

・ ・ ・ ・ ・ ・


 フジテレビで放送されている『自衛隊だけが撮った0311−そこにある命を救いたい−』にたまたまチャンネルを合わせた。昨年の震災を「311」と記号化する風潮にはどうしても違和感を覚えるのであるが、そのこととは関係なく、自衛隊員の皆様の姿を拝見して胸を打たれた。国を守る。郷土の人たちの命を守る。故郷の、風土と、歴史と、生活を。我々は、本当の意味で、国柄を守る日本の軍隊に対して意識を変える必要がある。自衛隊という誤魔化しの言葉での存在からそろそろ脱皮して、日本軍として。この度の震災での軍人の方々の職務に対して小生が感謝と敬意を向けるにはこの程度の思いしか表せない。

 誤魔化しからの脱却は、日本人が今最も必要な行動の一つである。

・日本の郷土を、生活を、一瞬で奪う原子力発電所を本当に必要とする理由など無い。
・仮想敵国から郷土を守るための軍隊や抑止力を不要とする現実は今の国際社会には存在
 していない。
・外交力、政治力において信頼を寄せることができない今の政治に対して、TPP交渉を任せ
 ることは大変なリスクである。
・人口増加、水資源、気象変動のリスクを抱える世界食料事情の中で農業生産を軽視して
 自由貿易を推進するような方針は日本の国防としてのリスクヘッジになりえない。
・最低限の食糧、最低限のエネルギー資源、最低限の経済活動、そして日本という共通文
 化価値の継続、それらを本来の意味で守りうる青写真はどのようなものなのか。

 ひとつひとつはバラバラで存在している。かつどこかで繋がってもいる。本当にそれは、必要不可欠なのか。本当にそれは、現実的なのか。その判断、その価値観、その将来像は、いったい何をベースにして存在しているのか?今まで先送りにしてきた誤魔化しを一つ一つ脱却していけないものかと願う。これから数十年にどのような社会になっているか、今までの数十年を振り返るだけでも想像はつかない。しかし願う先にその未来があることだけは間違いない。個人としての未来も、日本人としての未来も、惑星地球で暮らす人間としての未来も、願うこと、そして生活することから始まっている。
 自然を敬い、畏れ、かつ技術を妄信することなく、また科学を、経済を、発展を当然の正論とせず、コントロールできないものに頼らず、手の中に残る一つ一つの生活に幸せを見出すような世の中になることを願って。かつそれも度々に疑いながら。

 小生は、右翼でも左翼でも保守でも革新でも中道でもない。もしくはそのどれだっていい。日本の、郷土の、生活、風土、歴史の継続を望む一生活民として、必要だと思う選択を取るだけである。詳論には整合性がなくとも、その上で現実を選択していけばよい。イデオロギーとプライドと思い込みこそが、糞食らえなのだ。個人の上に関して言えば、過度の怠惰の癖も糞食らえであるのだが。

 普段テレビは見ないように努めていても、こうして時折に示唆をくださるテレビ番組製作者の皆様にも、心より感謝いたします。
posted by 学 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本人として | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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