注)記事の日付は太陰暦を用いております

2012年04月14日

れ・みぜらぶる

弥生廿四日 雨

第十五候:清明末候
【虹始見(にじはじめてあらわる)】
=雨の後に虹が出始める=
 (新暦4月14日頃〜4月18日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※


 次回の集合日は次の満月の後の晴れた日に行います。曇りの日も開催いたします。

 そんな連絡、一度してみたいものです。

・ ・ ・


 つくばは雨。昨日までぽっかり陽気が続いていたというのに、つくし農園の集合日だというのに。やれやれ。

 本来は雨なら休めば良いだけで、その分何かしら作業なり、読書なり、時を満たすに過ぎないのにどうしても心が乱される。天候と、現代生活はどうしても折り合いが悪い。天候にほとんど左右されない産業社会の前提で日常生活が運行されている結果、休日は半ば強制的に定期的に訪れる。四半世紀ほど前までは7日に1日程度、今ではおおよそ7日に2日程度、待ち遠しい週末が毎週ごとに訪れる。休日は定期的に訪れるものでありかつ人為的にコントロールされている。その一方、天候は不定期に訪れるものでありかつ決して人為的にコントロールされるものではない。先達の知恵と社会の発展が作り上げたカレンダーは人類共通の素晴らしい財産となったが、他方で、空を観て頃合いを計るという自由を失った。晴耕雨読は既に遠い過去になり、今では月火水木金耕土日読である。

 自然の営みに沿った農のあり方を楽しむ自然農でさえ、いや正確に言えば自然農に半分足を踏み入れている小生的生活程度では、この不自由さから飛翔することはままならない。土曜日に予定する集合日にせよ、もしくは木曜日に予定する平日集合日にせよ、カレンダーとしてずらすことが難しいスケジュールがある。プレーヤーの方々と小生は、現実的にそのカレンダーのもとでスケジューリングする他なく、今日のような雨天に心が乱されてしまう。中止にすればしたで小降りになったとたんに「あー少雨決行にすれば明日は参加できない人も参加できたはずなのに」と気に病み、決行したらそれはそれで雨足の強さに「判断ミスしたー」と己れを恨む。その日の天気はまさに偶然でしかなく、降るも晴れるも巡り合わせでしかないのに。雨も陽射しも、時に求められ望まれる必須の出来事であるのに。そんな当たり前のことすらも一時忘れてしまうほどの力強さで、決してままならない天候を恨めしく思わせられてしまう。早朝起きて、ネットで天気予報を睨み倒して、開催可否のスイッチを悩み倒す。れ・みぜらぶる。
 これって性格の一部欠陥も原因になっているような気もしてきたが。要は気に病みすぎか?

 曜日にとらわれない自然農体験を他者と共有する術は、今のところ妙案がねえんだよなあ。欲張りすぎてるのかもしれないけど。さりとて、世の中の屋外イベント行事の類が軒並み、「今年の○○祭は【穀雨】を迎えての始めの晴れの日に行います」とか「春の運動会は卯月に入って始めの雨が明けた二日後の開催です」とか、なんだかとっても素晴らしくない?? 

 解決策のない不満ほど犬も食わないものはないのが、こうした心の迷走を愚痴ってみたい、集合日中止の朝なのでした。あ、また雨が小降りになってきた(笑)。

 20120413tsukushi.jpg
 つくしの芽吹く、つくし農園の畑。
 ※ちなみにつくし農園と土筆は関係はありません。(つくば自然農農園の略です♪)
  
posted by 学 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然農のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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