第四十候:処暑初候
【綿柎開(わたのはなしべひらく)】
=綿を包む咢(がく)が開く=
(新暦8月23日頃〜8月27日頃)
【綿柎開(わたのはなしべひらく)】
=綿を包む咢(がく)が開く=
(新暦8月23日頃〜8月27日頃)
第四十一候:処暑次候
【天地始粛(てんちはじめてさむし)】
=天地の気が粛然として暑さが鎮まる=
(新暦8月28日頃〜9月1日頃)
【天地始粛(てんちはじめてさむし)】
=天地の気が粛然として暑さが鎮まる=
(新暦8月28日頃〜9月1日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※
ツクツクボウシがようやく鳴き始めた8月の末、残暑がこれでもかと続き、雨はもはや呆れるほどに降らない日々。朝の風が、わずかに、涼やかさを届けてくれたかと思うのもつかの間に、そんなほのかな安堵を叩きのめす炎天が肩を射し焦がす。
9月。明日のつくいちは五十回目にして雨天の天気予報。喜ぶべきや喜ばざるべきや。書くべき事は山のように、書きうる業は塵のごとし。
点景のみで伝うるか。むりむり。

けぶる日の出の宝篋山(ほうきょうざん)

赤爛々と鈴鳴る

やうやう茎より出でたる稲の穂

我、旧盆に迷いしコクワガタなり