第五十候:寒露次候
【菊花開(きくのはなひらく)】
=菊の花が咲く=
(新暦10月13日頃〜10月17日頃)
【菊花開(きくのはなひらく)】
=菊の花が咲く=
(新暦10月13日頃〜10月17日頃)
第五十一候:寒露末候
【蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)】
=きりぎりすが戸の辺りで鳴く=
(新暦10月18日頃〜10月22日頃)
【蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)】
=きりぎりすが戸の辺りで鳴く=
(新暦10月18日頃〜10月22日頃)
第五十二候:霜降初候
【霜始降(しもはじめてふる)】
=霜が降り始める=
(新暦10月23日頃〜10月27日頃)
【霜始降(しもはじめてふる)】
=霜が降り始める=
(新暦10月23日頃〜10月27日頃)
※今年から七十二候を取り入れてみました※
気がつけば、二十四節気は寒露も過ぎていよいよ霜降へ。まだ霜は降りてはいないが、小豆の莢は所々に熟し始め、枝豆は大豆へと移ろい、今年の秋は粛々と足を進めている。田んぼはといえば、スズメの大攻勢にたじたじたじ。完熟をもって稲刈りすべしと毎年実りを喜ぶにつけ心に唱えていたが、この秋はどうもそんなことは言ってはいられない。田んぼの両隣、5メートルから15メートル離れた葦の藪に、控えるは数十羽(願わくは百には至っていないことをのぞむ)の大軍勢。ヒットアンドアウェイとはかくやと言うほどに、啄んでは去り、また飛来しては啄み、ことごとくに早稲田をススキ野へ変えていく。これ、東京と札幌の話ではなく、つくし農園の話です。なんのことやら。
完熟を待っていては一年の喜びを全てスズメのデブ腹にくれてやることになるのでそうもいかず、では少々早めに刈ろうかと、あと一週間、あと数日後に稲刈りだと思っていたら運の尽き。その数日に、丸裸にされるのである。どうもスズメどもの好みは明確で、香り米、うるち米、緑米、黒米、赤米の順で軒並み絨毯爆撃を食らっている。度重なるスズメ警報を農園に発令した結果、現在田んぼに残るのは、緑米、黒米、赤米となった。緑米はそろそろ限界。もう数日もすれば、黒米に狙いがつけられるのだろう。
願わくは、さらに隣の農家さんの蕎麦畑や、早刈りされて孫生(ひこばえ)した稲穂にどうかどうか目移りしてくれますように。
無いよりはマシ、のキラキラテープと即席案山子。