注)記事の日付は太陰暦を用いております

2013年04月07日

春の嵐

如月廿七日 暴風雨のち暴風晴れ、時々雨

 2008年の7月からの開催以来、毎月第一日曜日(変則日は除く)に開いていた「つくいち」は、57回目にして、悪天候のための中止となった。週半ばの天気予報での、春の嵐予報。これまで雨予報を何度も覆してきた「つくいち晴れ伝説」もあり、今回もそのセオリーのように予報は前倒しに雨の嵐は過ぎた。空模様だけはくっきりとした晴れとなり、「これはつくいち開催もありだったかな?」と苦笑いの朝を迎えたが、さりとてつくばは朝から猛烈な風が吹き荒れ、あくまでも来場者の安心と安全を重視した決定は、やはり正鵠を射た判断であった。

 つくいちは、特別なイベント行事としてではなく、毎日を「生産者」や「販売者」として暮らす出店者の、月に一度の出張所のようなものでありたいという思いが、開催当初からの主催サイドの変わらぬスタンスである。もちろん毎月の会場での来場者との直接のふれあい、中央公園の芝生の上の景色は格別の一日だが、中止の決定がなされたあとに淡々と受け止め、そして普段どおりの日曜日や休業やそれぞれの日常に戻られていく出店者の姿がそこにあった。それは、悪天候の残念さを感じるよりも先に、どこかしら清々しさを覚えるような印象を小生に残した。もちろん、いち出店者の、勝手な感想に過ぎないのだが。

 昼に風が吹き荒れ、夕に猛烈に通り雨が抜け、決して特別でもない日曜日が過ぎ、また月曜日へ。そしてつくいちはまた来月の第一日曜日に開かれる。淡々と、粛々と、草が伸びるように、花が咲いて散るように、折々の紆余曲折や起伏や平板を常に楽しんで。そんな大げさなことでもないけど、通り雨が上がった夕方の、幻想的な西の空におもわず息を呑み、そんなことを考えていた。


20130407at5pm.jpg

 大雨も大風も、澄み渡るような夕暮れも、人が作り出せないものの理不尽さと偉大さと美しさに包まれて生きていきたい。って建て前ではそういうけど、そうは単純にはいかんもんだよね。
 
 春の嵐の残り香がまだまだつくばを濡らし、今年はじめての蛙の鳴き声が、辺りを包む夜であります。さあ明日から、怒涛の農週間。


〜 初蛙 嵐で起きて 起こされて 〜


第十三候: 清明 初候
【玄鳥至(つばめきたる)】
=つばめが南から飛来する=
 (新暦4月5日頃〜4月9日頃)
七十二候を取り入れています※


posted by 学 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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