注)記事の日付は太陰暦を用いております

2013年12月21日

庭と脱穀機と私

霜月十九日 晴れ

 数ヶ月ぶりに都心で呑み、終電間際の山手線にて胃袋がひっくり返りそうな満員電車に揺られ、友人宅でだらりと飲み明かした。朝、友人カーに便乗してつくばへ戻ると、連日続いた氷雨があがり、気持ちの良い晴天が訪れていた。

 冬の、晴天の、クリスマス前連休の、年末の、土曜日。つくば駅周りのペデストリアンデッキ(つくば市名物の歩行者専用通行路)に出店されている知人のブースに顔を出そうかという予定だったり、大学の出身学部の30周年行事に出席しようという予定だったり、そうした大切なパブリックな予定全てをうっちゃって、(とはいえ行きたい気持ちはヤマヤマだったのだが)、あえていつもと変わらない自然農な土曜日を、家族と友人と過ごすことを決めてみた。


 庭に、湿気除けのブルーシートを重ねて敷き、その上に作業用の竹カーペットを並べ、足踏み脱穀機、唐箕、籾摺り精米機を置く。古めかしい手箕やふるいや箒も小脇にセットして、雀の涙程度の収穫となった今年の田んぼの無念さもついでに干しつくした米を、ひたすらに脱穀していく。農園プレーヤー(昨日飲み明かした友人ね)の脱穀も精米も共に一気に片付けていく。傍らで娘もせかせかと手伝う。ひと休みは、ござに腰掛けて、菓子や蜜柑を口に運び、茶をすする。

 
201301221dakkoku.jpg   201301221momisuri.jpg


 うららかで、透明度の高い冬至前の陽射しが暖かく、この極上の「普通の土曜日」を過ごした。クリスマス商戦の商業施設の賑やかさから、その距離以上に圧倒的に遠く離れ、太陽と、稲束と、農具の音だけが交差する庭。娘が笑い、父が笑い、母が笑う。友人たちは育てた米を精米して、手を振って帰っていく。ああ、これでいいや、おれんちは。


201301221mygarden.jpg



 さて、冬至の明日は、友人のレストラン「ナチュカフェ」さんで、アカペラを披露。腕によりをかけてシェフがお届けする、めちゃうまのスペシャルランチの傍らで、ささやかなクリスマスソングを歌ってきます。ランチのメニューには、自然農の菊芋ポタージュも登場予定。ありがたやありがたや。

 ってしっかりクリスマスしてんじゃん(笑)。


第六十三候: 大雪 末候
【鱖魚群(けつぎょむらがる)】
=鮭が群がり川を上る=
 (新暦12月17日頃〜12月21日頃)
七十二候を“ときどき”取り入れています※

 
posted by 学 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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