野菜がうまいなあ。
今年初めて育てた金カブを、さっと炒める。えもいわれぬ甘さと香り。自然農だから旨いのか、この種のもつ旨みなのか。
傷物のアピオスとその蔓(根の茎?)を、香ばしく炒める。口に広がる、アーモンドのような、栗のような、風味満点のアクセント。 そしてそのカブとアピオスを絡めて絶品チャーハンに♪ あーうめー。
ようやく育ち始めてくれた人参。粗野で、猛々しい、これぞ人参といった、甘みとエグみが混ざった存在感。
大豊作の里芋。小芋はから揚げして、熱々をビールで。親芋はねっとりと甘辛く炒めてこれもビールで。
プリプリに太ってくれた生姜は、小生は玄米酢とキビ砂糖で甘酢漬けを仕込み、妻はスパイス4種をブレンドしてジンジャーシロップを仕込む。辛さが鮮烈に漂う、これぞ自然農の生姜。
生でも焼いても炒めても煮ても揚げても旨い、さらには血糖値を下げて便通まで良くする、魔法の健康野菜、菊芋。
一つの野菜だけ(金カブ)をクローズアップして褒めちぎろうと思ってたら、後から後から書かずにはいられない野菜たちの脳内主張。
12月を過ぎて連日霜が降りはじめた畑には、霜にグッと引きしめられた冬野菜たちが今や遅しとこの口に入ろうと待ち構えている。ああ、乾燥中の大豆もそろそろ、丸々と乾きはじめてるだろうなあ。いったいお前ら、これからどんな主張おっぱじめる気なのよ、まったく。
まずは自分たちで。そしてお裾分けを縁のある方たちへ。たぶん、自然農のある暮らしって、そういうスタンスでいいんだと思う。 だって、うまいんだもん。