注)記事の日付は太陰暦を用いております

2015年02月13日

前夜

師走廿五日 晴れ

 旧暦に生きているわけではないが、このところ、師走をめいっぱい走っている。
 そもそもが、イベントに奔走したり、インターネットでの宣伝、広報、告知、集客に、向いているわけではない。

 パソコンに向かいメールの文面を考えることと、自然農の畑で春に向けて区画の整理をすることは、いったい同価値なんだろうか。Blogのひと記事ひと記事を追われるように暮らしていくことと、大豆の鞘を叩いて叩いて脱穀することも、同価値なんだろうか。

 いや、そんなのわかっとるがな。

 どっちにしたって、意味も価値も、比べる俎上にない。
 どちらにしたって、経済的な価値の有無については、それが売上に結びついているなら価値があるのだろう。その価値が、自分にとって価値があるかどうかは、これまた意味がないことだ。


 つくいちに野菜を出荷し、開催イベントの広報に駆けずり回り、味噌作りでてんやわんやし、明日はいよいよ、2015年度のつくし農園の開園を迎える。

 今年で農園10年目。この地に移ってから8年目。


 沢山の人たちに出会い、別れ、変わらずに田畑に接していく。


 もっともっと、緩やかにいきたい。年を追うごとに、緩やかにいきたい。
 ガツガツした狼のようでいながら、羊のように草を食んでいたい。

 なんのこっちゃわからんけど。そんな気分の開園前夜。

20150213zenya.jpg

第二候: 立春次候
【黄鶯睍v(うぐいすけんかんす)】
=うぐいすが山里で鳴き始める=
 (新暦2月10日頃〜2月13日頃)
七十二候を“ときどき”取り入れています※


posted by 学 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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