旧暦に生きているわけではないが、このところ、師走をめいっぱい走っている。
そもそもが、イベントに奔走したり、インターネットでの宣伝、広報、告知、集客に、向いているわけではない。
パソコンに向かいメールの文面を考えることと、自然農の畑で春に向けて区画の整理をすることは、いったい同価値なんだろうか。Blogのひと記事ひと記事を追われるように暮らしていくことと、大豆の鞘を叩いて叩いて脱穀することも、同価値なんだろうか。
いや、そんなのわかっとるがな。
どっちにしたって、意味も価値も、比べる俎上にない。
どちらにしたって、経済的な価値の有無については、それが売上に結びついているなら価値があるのだろう。その価値が、自分にとって価値があるかどうかは、これまた意味がないことだ。
つくいちに野菜を出荷し、開催イベントの広報に駆けずり回り、味噌作りでてんやわんやし、明日はいよいよ、2015年度のつくし農園の開園を迎える。
今年で農園10年目。この地に移ってから8年目。
沢山の人たちに出会い、別れ、変わらずに田畑に接していく。
もっともっと、緩やかにいきたい。年を追うごとに、緩やかにいきたい。
ガツガツした狼のようでいながら、羊のように草を食んでいたい。
なんのこっちゃわからんけど。そんな気分の開園前夜。
第二候: 立春次候
【黄鶯睍v(うぐいすけんかんす)】
=うぐいすが山里で鳴き始める=
(新暦2月10日頃〜2月13日頃)
【黄鶯睍v(うぐいすけんかんす)】
=うぐいすが山里で鳴き始める=
(新暦2月10日頃〜2月13日頃)
※七十二候を“ときどき”取り入れています※