注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年05月13日

行きつ戻りつ

弥生二十七日 曇り

 つくし農園、5月の集合日が終了。先月までまだまだ枯れ草色が目立っていた畑が、ひと月ぶりの訪問で緑の小山に変わっている様子に驚くプレーヤーも多数。畑作業では、この時期の雑草との向き合い方を実習。田んぼは先月こしらえた苗代にまだまだ目立った変化は見られず、ちょろりと顔をだした芽になんとか一安心。草取りは来月になりそうかな、といった感。メインの作業は畦の補強、踏み固め塗り固めのバリバリの肉体労働を人数に任せて遂行した。

 集合日でいつも気づかされるのは、前日までに頭で考えていること(それはつまり毎日自分がやっていることでもあるのだが)を、当日メンバーと一緒に作業しながら話すことで、ぼんやりしていた感覚が自分の中に落とし込まれていく感覚である。いつも誰とも話すこともなく、今までの慣れと思いつきと振り返りの繰り返しで、まるで自動車を運転する時のように作業を進めていくので気づかないが、改めて「車の運転の仕方」や「エンジンの動き方」を言葉に出して誰かに説明するような、そんな再確認。だからこそ、雑な説明にならないように気をつけたいのに、ペースがつかめなかったり予定通り進まないと、進行することばかりに頭が追いやられて肝心の自然農との向き合い方を伝えきれずに時間が過ぎていくことになる。

 と反省のひとかけらを気にしながらも、自分の知る自然農などまだまだ破片に過ぎず、結局はプレーヤー各人がそれぞれの取り組みの中で気づいていくことが真実でもあると思い直す夜。自分ができることは「伝える」ことなどではなくて、「気づく」きっかけの場所を用意することなのかもしれないし、そうでないかもしれないし。もう少し考えながら進みます。
 

070513tenugui


 親友にもらった手ぬぐいの絵柄が随分とのん気で、リラックスにはもってこい。ありがたいもんです。
 
posted by 学 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本質を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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