注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年06月13日

尚武(しょうぶ)園にて

皐月七日 晴れ

 050613shoubuen 

 アルバイトからの帰り路、「花菖蒲(はなしょうぶ)園」の看板が目に入った。そういえば二日前は旧暦皐月の五日、端午の節句であり、菖蒲にまつわる日である。これはと思い立ってハンドルを切り、足を伸ばしてみた。川沿い一面に広がる、色とりどりの花畑。こうしてゆるりと菖蒲の中に佇むのは初めてのこと、キレのあるたたずまいに、力強さを感じる立ち姿に背筋が伸びる思いがした。

 「皐月」とは、諸説あるものの「早苗(さなえ)を植える月、早苗月」からの転とされ、梅雨にかかるこの月は昔より田植えの時期とされている。漢字「皐」には、「神に捧げる稲」という意味があり、そこから「皐月」に当てられたとも言われている。(参考、引用:語源由来辞典
 
 日本では古来より、この時期の田植えの儀式に、厄除けとして菖蒲の葉を用いてきた。端午の節供に「菖蒲」が関わってくるのはこのためであり、やはり新暦の6月頃(年によって多少ずれるが)が適期と思われる。もともとは、日本での田植えの為の物忌みの行事と支那からの旧暦五月五日の端午の行事が結びつけられたことが起こり。そのうちに菖蒲が「尚武」と読みが重なることなどから、武家時代に男子の節供として広く根付いてきたというのが、現在の「子供の日」の所以である。そうなると、やはり物の道理を問うならば、旧暦の歴史性に軍配を上げざるを得ないというのが小生の心情。季節と大地と歴史と風習、文化とはこれらであり、その物語性に耳を傾けることによって初めて「日本の文化」に魂が宿るように思われてならない。

文章の鼻息が少々荒い気がする。どうやら日本男児の尚武の心をくすぐられたのかもしれない。
 

室礼(しつらい)
  …日本の美しき生活文化を伝える「室礼三千(しつらいさんぜん)」のHP。 
   室礼とは「しつらう」こと。日本文化の奥深さを垣間見る。いやはや、粋。
  …端午の節供についてもここで多くを学ばせていただいた。


posted by 学 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 暦の調べ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も菖蒲園行って来ました。しっとりとした時間が過ごせますね。
Posted by ささもち at 2005年06月14日 20:23
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