注)記事の日付は太陰暦を用いております

2017年03月20日

布団と草花の間で

如月廿三日 晴れ

 20170318wakegi.JPG

 花粉症に気を病むことがなくなった春。残される自分の中の最大の障害は、暖かさと優しさと癒しのカリスマ、布団である。

 暁を覚えない季節とは、早春なのか晩春はわからないが、とにかく布団が恋しい。恋しいどころか、この季節は住みたいとさえ思う(笑)。妻には、日本布団党の党首にでもなったら?と笑われるが、当然その時は、副党首は妻であることを告白しておく。

 さて、布団からやっとの思いで抜け出せるのは、それは田畑が待っているから。そして、季節は待ってくれないから(笑)。気がつけば、ツクシ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ムラサキハナナ、野の草たちがつくばの春を彩っている。布団に包まって満足していたら、あっという間に春盛り。旬の作付けは桜のように過ぎ去ってしまう。幾重もの未練を立ち切って、なんとか畑にたどり着くのだ。たどり着く先は、土だらけの、ビニルで覆われた、虫も草もいない田畑ではない。そうなのだ。私が自然農でなければならない理由は、せっかくの布団を抜け出たその先に、待ってくれている生命が、溢れているからなのだ。

 20170318fuguri.JPG

 ジャガイモの種芋を切り、草木灰をつけて、畝に降ろしていく。秋の雑草たちの種が降り積もる表土を少しだけ削り、湿り気の残る土の上にカブの種を蒔いていく。4月以降の稲作のために、種籾を並べる苗代を準備していく。どの作業も、この季節、淡い彩りの草花に囲まれた中での、特別の時間。

 20170318potato.JPG

 20170318nawashiro.JPG


 三寒四温の彼岸周りを過ぎ、大量に残るジャガイモの種芋を見て焦り、野花を見て喜ぶ。
 いよいよ今年もまた、生命の巡る自然農が動き始めた。
 
posted by 学 at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 草を楽しむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック