注)記事の日付は太陰暦を用いております

2017年07月06日

上手くいってもいかなくても

閏皐月十二日 晴れのち雨

 台風一過。昨日まで、とにかく乾いて、渇いて、仕方のない田んぼだった。

 雨降れど溜まらず。苗を植えても、あるものは根付く前に枯れ、あるものはモグラに掘り起こされ、雨量の少なさを恨めしく思った。水田にモグラ、という半分冗談みたいな事情も、天水田の雨水だよりのこの田んぼならではの出来事。乾く田んぼを憂い、毎年工夫してきた刈草の敷き方も変えた。大地が乾かぬように、植えた苗が乾燥しないように。

 明けて今日。降った雨を蓄えた田んぼは、満ちていた。今季初の冠水。畦道を越えて水が張っている。蛙が鳴いている。雲が水面に写っている。そして苗は、この冠水で浮かび上がった刈草に埋もれて、水面下に溺れていた(笑)。

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 降ってほしい!と願い、降ったら降ったでまた一苦労。

 雨降らなくとも悩み、雨降っても悩む。思い通りであってほしいと願うのは、人のサガ。しかし思い通りなどになった試しはない。上手くいっても上手くいかなくても、結局は大自然と自分(そして繋がりある全ての人)との狭間にある。

 こんな気分のときに必ずと言っていいほど思い出すフレーズがある。
映画「地球交響曲第三番」に出演している、自然保護活動家シリア・ハンターの言葉が私は大好きだ。

 「人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事」
 "Life is what happens to you while you are making other plans. "

 たいそうなことが起きたわけじゃない。思っていた通りには事が進んでいない。田植えは予定の半分どまり。大豆は例年の十分の一も蒔いてない。里芋も生姜も草刈りしてないし、苗づくりしたナスは移植が終わってない。家は片付かない。ビールはやめられない。妻とデートなんてまるで無理。毎日、七転八倒して終わっていく。なんだか書いてるうちに段々楽しくなってきたな(笑)。

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 それでも、明日もまた田んぼに出て、子供らとのスケジューリングに悩み、笑ってご飯を食べて、ちょっとだけ本も読み、寝るんだね。まあそれでいいんだね。


 脈絡はないけど、ここ数日、急に俳句に目覚めた長女の句を紹介。

 〜 うめ(梅)のみが ぽろっとおちたら いいかおり 〜

 〜 は(葉)のしたに かくれているよ かえるくん 〜

20170705flog2.jpg





 そんな長女との、夕方の田んぼからの帰り道に、自分も久しぶりに詠んでみた。

 〜 水たまり 空から降りて 来たんだね 〜

 〜 乾田に 忍びて溺れる モグラかな 〜


 ・・・季語もない。長女の初々しい感性が欲しい(笑)。


posted by 学 at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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