梅雨明けはまだですが暦は二日前から大暑へ。月は水無月。そろそろ、晴れの続く頃が近づく。陽のせいか水のせいかわからないが今年は苗の育ちが芳しくない。陽は致しかたなしとして問題は水である。
一つはモグラによる畦掘り大会。これについてはもうそりゃあ、一つ一つの穴を見つけては踏んで叩いて手を入れて穴を塞いで対処対処の繰り返し。なんだかね、戦えば戦うほど穴の場所が深くなっているような気がして怖いんだけども、放ってはおけない。それこそ中干し期間中の隣の田んぼに深刻な水漏れなんかあった日には、ここでの自然農生活存続の危機だからね。やるしかない。
もう一つは、水の出し入れ口の水門の不備の問題。昨年から借り始めた水田には直接水路から田んぼに引き入れる効率的な取水口がなく、引き入れるには容易だが入れた水をせき止めておくのがひと苦労であった。それでも昨年は畦道に無理やり木板をはめ込んで治まっていたが、今年は微妙にじわじわと崩壊の一途を辿り、いちいちの水入れ後の堰き止めが大作業になっていた日常であった。
で、副業が休日の今日、水曜大工のひと手間をかけて超原始的な水門をこしらえた。ありあわせの材料で作る野菜炒めみたいに、まさしくこしらえた。とりあえずはこれで様子を見る。閉じた後に微妙に水が漏れる。うーむ。完璧って難しい。とにかく、簡単に、楽に、作物が育ってくれますように。百姓が必ず思う、根本の欲求。
なんとか水も蓄えられたぜ。


【大暑】…暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)
最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。
夏の土用の時期。学校は夏休みに入り、空には雲の峰が
高々とそびえるようになる。
※読み:タイショ
<参考:こよみのページ>
何かできることがあれば手伝いますよ〜
昨日みたいに作業しに来て、駄弁っているのも小生にとっては素敵なお手伝いでござんす(笑)。
第一弾の草取りも終えて、とりあえず一安心ですね。